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グローバル・インバランス―歴史からの教訓

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  • サイズ B6判/ページ数 210,
  • 商品コード 9784492654323
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C3033

内容説明

国際収支の不均衡は世界経済に何をもたらすか?国際金融論の世界的権威が「ブレトンウッズ体制」の教訓から描き出す国際通貨体制の将来像。

目次

第1章 グローバル・インバランスとブレトンウッズ体制(バック・トゥ・ザ・フューチャー;思考実験;世界はその後どのように変わったか;ありうべきもう一つのシナリオ)
第2章 金プール協定の解剖学(問題の背景;協調的行動;金プールの二つの局面;金プール協定崩壊の原因;現代への教訓)
第3章 固定相場制からいかに離脱するか―ブレトンウッズ体制の終焉と日本(分析の背景;通貨政策;固定相場制からの離脱;資本移動規制と先物市場;固定相場制離脱の効果;結論;補論)
第4章 ポンドの歴史、ドルの行方(準備通貨の競争史;将来の展望)

著者等紹介

アイケンググリーン,バリー[アイケンググリーン,バリー][Eichengreen,Barry]
1952年生まれ。ハーバード大学准教授を経て現在カリフォルニア大学バークレー校ジョージ&ヘレン・パーディ教授。この間、1997~98年にはIMF上級政策アドバイザーを務める。国際経済学(とくに国際通貨体制)および経済史(とくに大恐慌)研究における第一人者の1人である。また、欧州通貨統合や通貨危機、中国人民元問題、最近では米国サブプライム問題に端を発する金融危機への対応策やIMF改革など、経済学的な知見を踏まえた上での現実的な処方箋の提言を続けており、学界のみならず国際機関や各国の政策形成においても強い影響力を有する学者の1人である

畑瀬真理子[ハタセマリコ]
1968年長野県生まれ、1990年東京大学法学部卒、同年日本銀行入行、1996年ケンブリッジ大学修士号取得、現在日本銀行金融研究所企画役

松林洋一[マツバヤシヨウイチ]
1963年山口県生まれ、1991年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程中退、現在神戸大学大学院経済学研究科教授(経済学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

1
13-97.98赤34.46ブレトンウッズ~新ブレトン…まで。要は米$.経常収支赤字の解消を政策で解消しなければ$の崩壊。20世紀初頭ポンドは対$で長期インフレで、繰返し切り下げし、基軸通貨を明け渡した歴史を詳述。グローバルインバランスは果たして持続可能なのか。国際金融論の世界的権威が、過去と未来の世界的構造の重要な相違点を指摘しながら世界経済の将来は?現在暴落中のユーロは各国の堅実な経済があってこそ、今、それが無い為株暴落中。米国の虚偽銀行会計。詐欺経済に言及無し!ニエキラナイのは身内の不始末。2010/06/07

とび

0
戦後続いたブレトンウッズ体制(金ドル本位制、固定相場制)はニクソンショックにより崩壊、各国は変動相場制へと移行した。しかし、筆者は現在も世界はブレトンウッズ体制と類似した構造にあり、今後崩壊する可能性があると示唆している。類似点とは「大規模な米国の経常収支赤字と非米国の黒字」のこと。筆者は、崩壊を阻止するには、ドルにペッグし外貨準備を溜め込む黒字国は自国通貨安を誘導する為替介入をやめ自国通貨高を受け入れ、グローバルインバランス(世界的経常収支不均衡)を解消していくべきだと主張している。2015/05/08

Uたロー

0
米国の巨額の経常収支赤字をアジア諸国の経常収支黒字がファイナンスしている、本著で言うところの「新ブレトンウッズ体制」は早晩維持できなくなると著者は論じている。原作が出版されてから約六年が経過しているが、「新ブレトンウッズ体制」はいまだ健在である。だが私も著者と同様、このグローバルインバランスがいつまでも続くとは到底思えない。2014/01/18

夢仙人

0
書評を見て読んだ。原作は2007年出版であるので、現在の状況にマッチしていない。現在の状況を新ブレトンウッズ体制と定義しそれを批判的に論評しいる。米国とアジアのインバランスを説明しているが、学識が足らず最終的に何が言いたいのか分からなかった。2010/06/02

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