出版社内容情報
航空貨物機体・物流システム・旅客便との違い、国際物流の花形、航空貨物のすべてが分かる!知られざる「貨物専用の航空便」と「航空貨物会社」を扱う。自分で動かない貨物の輸送は、自分で動いてくれる旅客を運ぶときとは全く違うシステムで動いている。貨物専用機はどんなものか、どうやって運んでいるかを詳細に紹介。
第1章 航空貨物便はこのように飛んでいる
001 旅客が乗る旅客便の床下でも貨物は運ばれる
002 貨物機の構造はどうなっているだろうか
003 床面高さの工夫で貨物スペースをつくる
004 767がセミワイドボディ機といわれる理由
005 737とA320では貨物輸送に大きな差
006 貨物の出し入れはこう行われる
第2章 物流における航空貨物
007 インテグレーターとフォワーダー
008 日本発着の国際航空貨物は多くが工業製品
009 航空貨物が緊急的に使われるケースも多い
010 航空貨物運賃は何で決まる?
011 日本の産業構造と密接な関わり
012 近年の旅客機は床下の貨物スペースが大きい
013 狭い国土の日本ならではの国内航空貨物需要
014 旅客機を貨物専用便として運航することも
015 空港別にみる貨物取扱量ランキング
第3章 貨物便の機体
016 ボーイングの貨物機
017 旧ダグラス/旧マクドネル・ダグラスの貨物機
018 ロッキードの貨物機
019 エアバスの貨物機
020 旧ソ連製の機体
021 その他の貨物専用機
第4章 貨物便を日本へ運航する航空会社
022 貨物専用便で日本路線を運航する航空会社
023 貨物専用便で日本路線を運航する航空会社
024 かつて日本発着の貨物便を運航した航空会社
025 航空会社の貨物輸送ランキング
第5章 貨物便ならではの航空事情
026 小口(宅配便など)と大口の貨物がある
027 日本の国内のみ運航する貨物専用機はない
028 ハブ&スポークの運航をする貨物便
029 貨物便には周回するように飛ぶ便も多い
030 貨物便には世界一周便も珍しくない
031 給油のための寄港が多いのも貨物便の特徴
032 貨物専用便のさまざまな運航方法
033 新潟へ飛んでいた貨物専用機の役わりは?
034 貨物便の小松空港乗り入れには意味がある
035 簡易塗装も多かった貨物専用機
036 機体に社名を記さなかった貨物機もあった
037 近年の貨物ターミナル事情
038 貨物拠点として成長する成田空港と周辺
039 貨物便は重量感から写真の被写体として人気
谷川 一巳[タニガワ ヒトミ]
1958年、横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経て、フリーランスライターに。航空、鉄道、バス、フェリーなど公共交通機関に関する著書多数。利用した航空会社は90社以上、訪れた世界の空港は230以上になる。著書に『速さだけが「空の旅」か』『空港まで1時間は遠すぎる』『航空検定』『世界の旅客機Top45』『鉄道で楽しむアジアの旅』『こんなに違う通勤電車?関東,関西,全国,海外の通勤事情』『割引切符でめぐるローカル線の旅』『世界の駅に行ってみる』ほか多数。
内容説明
航空貨物はどこへ何を運んでいるのか?航空貨物機と普通の旅客機の機体の違い。狭い機体に巨大貨物を載せるための工夫―「航空貨物」の機体と物流の仕組みを大公開!
目次
第1章 航空貨物便はこのように飛んでいる(旅客便の床下でも貨物は運ばれる―貨物専用機で運ばれているものだけが航空貨物ではない;貨物機の構造はどうなっているのだろうか―ボーイングやエアバスと旧ソ連製ではつくりがまったく違う ほか)
第2章 物流における航空貨物(インテグレーターとフォワーダー―日本発着の国際貨物の多くはフォワーダーを通している;日本発着の国際航空貨物は多くが工業製品―工業製品の生産過程には航空貨物が欠かせない役割を担う ほか)
第3章 貨物便の機体(ボーイングの貨物機―多くの旅客機を開発、貨物機バージョンも多数;旧ダグラス/旧マクドネル・ダグラスの貨物機―3発機が旅客便引退後も貨物便として活躍した ほか)
第4章 貨物便を日本へ運航する航空会社(貨物専用便で日本路線を運航する航空会社1―旅客会社や、その系列会社が貨物専用機も運航するケース;貨物専用便で日本路線を運航する航空会社2―日本に飛ぶ貨物専門の航空会社 ほか)
第5章 貨物便ならではの航空事情(小口(宅配便など)と大口の貨物がある―アメリカでは貨物専用機は宅配トラック同様
日本の国内のみ運航する貨物専用機はない―過去にはあったがすべて撤退した ほか)
著者等紹介
谷川一巳[タニガワヒトミ]
1958年(昭和33)、横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーランスライターに。雑誌、書籍で世界の公共交通機関や旅行に関する執筆などを行う。利用した航空会社は100社以上、訪れた空港は260以上になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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