実証・日本の手品史

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  • サイズ A5判/ページ数 437p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490207101
  • NDC分類 779.3
  • Cコード C1076

内容説明

徹底した検証で書き改められた日本の手品史。日本人自身が知らなかった日本人マジシャンや芸人が何人も海外で活躍していたという事実や、今まで語られていた歴史の誤りなどを事実を掘り起こし解説。

目次

第1部 マジック開国史―幕末以降の日本の奇術史(開国前に伝えられた「バタフライ・トリック」;世界に飛び出た最初の日本人手品師;内外交流の先駆けとなった柳川一蝶斎一門;誤解に満ちた初期の西洋マジックの伝来;ソトスネタローの奇想天外なトリックとその生涯;居留地から東京進出の機をうかがった西洋マジシャン達;大評判になったワッシ・ノートン一座;西洋奇術の父とされた松旭斎天一;松旭斎天一の晩年と、あとに続くマジシャン;明治のマジック西洋化についての総括;西洋が受け止めた日本の手品;注目すべき解説書;二本筒からのプロダクションで名を上げたK.T.クマ;女性マジシャンの活躍とアマチュアの台頭;飛躍期を迎えた日本奇術界と新時代のリーダー達)
第2部 独自の発展を遂げた日本の手品―江戸時代末期まで(放下前史;南蛮寺興廃記に記されたキリシタンの幻術;歌舞伎の発祥とともに現れた日向太夫と都伝内;存在しなかった元禄時代の呑馬術!?;辻放下と伝授書;幕末のエピソード;外国人が見た最初の水芸;開国期の民間外交の功労者タンナケル・ブヒクロサン)

著者等紹介

松山光伸[マツヤマミツノブ]
石田天海に魅了されマジックの世界に入る。中学の頃から高木重朗に師事。高校大学時代は慶應義塾奇術愛好会等に属し活躍。この時期、その後の奇術界のリーダーとなる多くのマジシャンと知己を得る。卒業後は日産自動車(株)に30年近く勤務。『不思議』『ザ・マジック』等、20年にわたる連載のほか、海外紙にも作品紹介が多数ある。最近では奇術史の研究機関であるカンジュリング・アーツ・リサーチ・センター(ニューヨーク)の専門雑誌『Gibeciere』に連載するなど日本からの情報発信に尽力中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あまたあるほし

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他にない一冊。恐ろしい取材力。2010/10/30

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