創元推理文庫
氷の娘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488280055
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0197

出版社内容情報

フィギュアスケートの若手ホープが殺された。産休目前のマリアが、氷上のプリンセスをめぐる縺れた人間関係に捜査のメスを入れる。フィンランドで大人気のシリーズ第2弾。

内容説明

暴行を受けて殺害されたらしい少女の死体が、車のトランクで発見された。少女はフィギュアスケートの若手ホープ。数日前彼女の演技を観たばかりのエスポー警察の巡査部長マリアは、ショックを隠せない。有力な被疑者としてノーラの母親につきまとっていた男が浮上するが…。産休目前のマリアが少女を巡る人間関係に捜査のメスを入れる。フィンランドで大人気のシリーズ第二弾。

著者等紹介

古市真由美[フルイチマユミ]
東京都生まれ。フィンランド系企業に勤務の傍ら、フィンランド文学の紹介、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

42
フィギュアスケートの世界が題材なので興味深く読めました。 相変わらず自分や産まれてくる子を大事にしないマリアにハラハラさせられました。 それにしても一つの事件を、最初から最後まで数人だけの規模で扱うのにも驚かされました。 日本なら、初動捜査時には泊まり込みで何人もが聞き込みに走るところでしょう。 所属が「暴力・常習犯罪」だからでしょうが、毎日人の醜い部分に接する仕事って、過酷すぎます。 アンティの心配に共感。 スケート連盟の理事になるって、権力主義の気の強い人向きのようですね。 2014/11/18

星落秋風五丈原

36
妊婦の巡査部長が事件を担当するなんてファーゴみたい。結構マリア気が立ってますよね。2021/02/01

Masa

15
読了。最後まで楽しく読めましたが、前作で感じたベタッとした感じが引き続き感じられました。前作と比べると物語もも遥かに面白かったし、マリアの魅力は相変わらずなのですが、どうも起伏を感じられないのです。これはフィンランドっていう国に起因するのか、とか思ったり(フィンランドのことはテレビドラマくらいの知識ですが)。でも転機を迎えたマリアの次の物語もしっかり読むつもりです。2019/10/10

みみずく

13
巡査部長マリアが活躍するシリーズ第二作。フィギュアのスター選手ノーラが殺されてしまい、マリアは妊娠7カ月の重たいお腹を抱えながらも捜査に爆進。マリアと仲が悪いストレムは出世を巡ってさらに険悪に…。ストレムもあんまり褒められたものではないがマリアももうちょっとリラックスしてもいいのじゃないかな、なんて思った。殺されたノーラの書いた日記で、周りの人と氷の関係について記したところが興味深かった。ある人は氷に愛され、ある人は氷に冷たくされ…などフィギュアスケートにも詳しいという作者ならではの視点のようだ2014/03/11

sine_wave

12
 フィギュアスケートのペア選手のノーラが車のトランクから死体で発見された。巡査長のマリアが出産まじかにもかかわらず捜査に当たる。  華やかな世界の複雑な事情が明らかになり、ついにマリアは犯人を探し出したが、身の危険が迫る。  そして、産休後には課長への昇進が決まった。もちろん赤ちゃんは元気だ。2015/10/04

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