出版社内容情報
雪に埋もれるように亡くなった恋人たち。現場の状況からは無理心中と思われたが、たったひとつ、解決しきれない奇妙な疑問が残された……第一話「白い恋人たち」ほか、刑事の奥様・景子さんを悩ます難事件（と空腹）を、夫の新太郎さんが美味しい手料理と見事な推理でスパッと解決！ ミステリ×お料理で大人気のシリーズ最新刊。
太田忠司［オオタタダシ］
著・文・その他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoringo
56
部下の瞳視点から語られるので、初期の頃の二人のラブラブな感じがなくなった。個人的にはこちらのほうが好きです。ミステリー部分は新太郎がサクッと答えに導いてあっさりと解決される。もうちょっと難易度が高いほうが良かったかな？お料理とお茶の場面がおいしそうだった。続編が出るなら続きも読みたいです。2018/11/24
ネコタ
44
今回も面白かった！愛知県警に勤務する景子とイラストレーターの新太郎の夫婦。家では新太郎が準備する美味しそうな食事。くわえて今回は薀蓄もふまえた美味しそうな紅茶。そしていつもの安楽椅子探偵的な新太郎の推理。新太郎はついにお菓子作りまではじめちゃうし、ごはんをご馳走になりに行きたい！コンビニのサバの塩焼きで作るサバサンドとかいいな。名古屋の地名がたくさん出てきて面白い。家や職場の近所が出たり、その風景が思い浮かべられる。2018/07/18
ゆう
38
シリーズ4作目。今回は鑑識だった築山瞳が新人刑事になり捜査一課に配属されて登場。生田より断然できる子だわ！彼女目線で事件が進むため、景子さんは新太郎くんとの夫婦の食事の会話シーンがメイン。新太郎くんてばついにお菓子作りにまでてを出してきたか！美味しいごはんにお菓子に紅茶、胃袋ガッツリ掴んでさらには事件を解決しちゃう。年下美形安楽椅子探偵夫って、これはもう向かうところ敵なし。ちなみに私は母に貰ったアフリカ紅茶を飲みながら読んでいた。2018/08/02
チャコ
35
シリーズ4作目。待ちに待った大好きなシリーズの新刊だったので、テンション高く読み始めたのは良いものの…うーん。新太郎くんのご飯が美味しそうなのは相変わらずなんだけれど、これまでの作品と視点が変わってしまったからなのか、景子さんの影は薄くなってしまったし、ラブラブ成分ミステリ成分共にかなりあっさりめ。個人的には以前のように夫婦でご飯食べたりイチャイチャしてるうちに新太郎くんが真相に行き着くっていう展開が好みなのでちょっと残念でした。2019/01/30
ネムコ
32
以前は「旦那さんの推理で警察内での地位向上ってズルくない？」と思ってしまいましたが、今回読んだら「これもありかも」と思えました。奥さんが推理の手助けをする話なんてたくさんあるわけだし、奥さんは良くて旦那さんはダメというのも逆差別ですよね。何より新太郎さんが気にしてないんだから万事オッケー❤ 別に悪事を働いているんじゃない、市民を守る警察の仕事を手助けしてるんですから。一言で言えば「羨ましい！」ってことですよ。最後の瞳ちゃん目線で見た新太郎さんがカッコ良いこと！ あれは惚れますよね✨2019/02/05
