出版社内容情報
この地球の驚くべき生物の多様性を概観できる大図鑑。普段眼にしない動物たちを中心に540点余の貴重なカラー写真で紹介。
40億年にわたる地球の動物の進化をふりかえりつつ、厖大な動物の種(大きく見積もって2億種)を公平に要約して35の系統に分け、ふだん見られない動物たちに重点を置きつつ、540点余の貴重な図版とともに紹介する。
深海や極寒の地の動物、「最強の動物」クマムシ、はっとするほど美しいもの、奇妙な形や生態のもの、グロテスクなものなど、動物の既成概念を根底から覆す痛快なオールカラー図鑑。
【本書の特徴】
1.地球上の動物を40億年の進化を踏まえて35系統に分けて紹介
2.日本を含む世界中の研究者たちによる、貴重かつ美しいカラー図版を540点余掲載
3.35系統それぞれの体の構造とそのはたらき、生活様式、起源と類縁関係を解説
4.各系統の種数、大きさ、多様性、生息環境、特徴を一覧できる
ロス パイパー[ロス パイパー]
日本動物分類学会会員有志 他[ニホンドウブツブンルイガッカイカイインユウシ ホカ]
西尾 香苗[ニシオ カナエ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさき文鳥
3
脊椎動物のページはまだ良いのですが、他の生物は夢に出そうなほどインパクト大でした。クマムシのアップが私的には許容範囲の限界かもしれない。膨大な数の生物について説明しつつ精密な写真を掲載されていることは評価できるのですが、好きな人にはたまらない本だと思うけれど、虫や腕足動物が苦手な人には読破が難しいかもしれない。(図書館本)2017/07/22
kaz
1
いわゆる動物好きのための図鑑ではなく、軟体動物やワムシ、ミミズ、線虫などを含む多様な動物を掲載したもの。第一印象は「写真が色鮮やかで楽しい」。動物の場合、美しいと気色が悪いとは紙一重。微小な動物の微妙な色合いは、好きな人にはたまらないだろうが、嫌いな人には不気味だろう。それにしても、いろいろな動物がいるものだ。これをきちんと分類していくのは、たいへんな作業と思う。 2016/11/05
黒胡麻
0
無腸動物や珍渦虫や微顎動物などマイナーな生物の章が超楽しかった。訳が上手いのか解説の文章が読みやすく、写真もきれいで素晴らしい。2018/06/23