出版社内容情報
忘れることが必要です。創造・思考の手助けをする「忘却」をめぐる刺激的なエッセイ。『思考の整理学』の姉妹編。
内容説明
頭を働かせるにはまず忘れること。情報・知識でメタボになった頭脳を整理し、創造・思考の手助けをするのは忘却なのだから。『思考の整理学』の続編。
目次
忘却とは…
選択的記憶と選択的忘却
忘却は内助の功
記憶の変化・変貌
入れたら出す
知的メタボリック症候群
思考力のリハビリ
記憶と忘却で編集される過去
ハイブリッド思考
空腹時の頭はフル回転
思考に最適―三上・三中
感情のガス抜き
風を入れる
カタルシスは忘却
スクリーニングが個性を作る
継続の危険性
解釈の味方
よく遊びよく学べ
一夜漬けの功罪
メモはしないほうが良い
思い出はみな美しい
ひとつでは多すぎる
“絶対語感”と三つ子の魂
無敵は大敵
頭の働きを良くする
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
97
名著『思考の整理学』の外山滋比古氏による忘却論。忘却論といっても内容はわかりやすく事例やことわざなどを引用しながらわかりやすく書かれている。忘却、記憶や習得という言葉と比べると負の印象が強い。仕事でも学業でも忘れるということは本来あってはならないとされている。しかし本書では記憶や物事の習得をするうえでまず不要な情報を忘れることこそ大事ではないかと説いている。覚えるのはコンピューターには出来ても自由に忘れることができるのは人のほうが勝っている。忘却は記憶の黒子である、同感である。図書館本2020/12/05
まちゃ
40
[再読]『思考の整理学』の続編。情報・知識過多で知的メタボリックとなった頭を整理し、創造・思考の手助けとなる忘却の効用について述べたエッセイ集。全てを記録するコンピューターを念頭に、人間的な活動である創造的思考を発揮するためのヒントが参考になりました。/忘却によって整理され、きれいになった頭で新しい知識、情報などを取り入れる、それで記憶がはたらく。まず先行すべきは忘却であり、記憶がそれに続く。忘却先行、思考追随2020/05/01
ユウユウ
21
凡人なので忘れることに怯えてしまうし、いい言葉を読むとメモしてしまいたくなるし。でも何度も何度も自分の中で忘却と記憶を繰り返すことが必要なのだ。呼吸するようにそうできればと思ってやまない。2020/10/04
naobana2
20
【図書館】難しいこと、理解できないことを忘れるからわかった気になる。新しい考え方。ここにも出てくる朝飯前理論。 外山さんの考え方がわかるかも。忘れることも大事。2016/02/10
えいなえいな
13
最近物忘れが激しすぎて心配になってきたので、ちょっと記憶に関する本を読んでみようと思いました。記憶力を上げる方法や物忘れを防ぐ方法を知りたいと思っていたのですが、忘却に関するエッセイでした。物忘れを防ぐというよりは忘却をポジティブに考える内容でした。忘却の利点などいろいろ知ることもできて忘却も悪くないな、と思いましたが、それはそれとして記憶力は上げたいのでまた他の本を読むようにします。2025/11/01




