ちくま学芸文庫<br> 花鳥・山水画を読み解く―中国絵画の意味

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ちくま学芸文庫
花鳥・山水画を読み解く―中国絵画の意味

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098382
  • NDC分類 722.2
  • Cコード C0171

出版社内容情報

中国絵画の二大分野、山水画と花鳥画。そこに託された人々の思いや夢とは何だったのか。豊饒な作品世界を第一人者が案内する。サントリー学芸賞受賞。

内容説明

山水画と花鳥画は宋代に大きく発展し、その後の中国絵画の代表的ジャンルとなったが、そこには、繰り返し描かれたモチーフがある。山水画中の漁師や釣り人、花鳥画の蓮や萱草、魚や水鳥など。それらは中国の伝統社会や文化に深く根ざし、中国の人々が抱く理想郷と幸福の寓意であった。本書では、多くの名品から、社会と芸術をつなぐ痕跡を尋ね、そこに込められた意味を丁寧に読み解いていく。読者を豊饒な中国絵画の世界へいざなう名著。第25回(2003年)サントリー学芸賞受賞。

目次

1 山水画(中国絵画についての長い序章;山水画の意味;文人山水画とその広がり)
2 花鳥画(花鳥画とその意味;花鳥画の画題;文人の画題と吉祥の画題)

著者等紹介

宮崎法子[ミヤザキノリコ]
千葉県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院美術史学専攻博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手(その間、北京・中央美術学院に留学)、三重大学人文学部助教授(その間、ハーバード大学招聘研究員)を経て、実践女子大学文学部美学美術史学科教授。専門は中国絵画史。論文「中国花鳥画の意味」上・下(『美術研究』363、364)で第9回國華賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロセ

14
もっと早く読んでいれば、中国絵画、陶磁器、果ては中国の影響なくして語ることのできない日本絵画を違った角度から(正しい角度から)鑑賞できていたのに、と後悔するくらい目から鱗の1冊でした。中国で山水画が発展する背景には科挙の制度が深く関わっていり…。描かれた漁師に当時の知識階層は俗世を離れた山水の世界に暮らす理想の在り方を投影していたとか…。花鳥画に関して言えば、蝙蝠の発音が偏福(ひとえに福)と同じなので、絵画や陶磁器でも吉祥モチーフとして使われているとか…etc. 久々に知識欲を掻き立てられた1冊でした。2020/02/24

積読0415

6
私見であるが西洋絵画では聖書、ローマ・ギリシャ神話、当時の政治状況、この3点を押さえておけば一通り理解できると勝手に思っている。翻ってじゃあ東洋美術を「読み解く」ってどういうことなのだと思い本書にたどり着く。聖書の代わりに膨大な中国古典の蓄積がそこにある。老荘、仏教、道教の神話の断片も各所に見える。一見同じに見える山水画でも当時の政治状況が如実に表れている。ページ数たるやそれ程でもないのだが東洋美術のスタートの本としてはすごく良い一冊だと思う。2021/03/24

はちめ

2
図版が小さく白黒という問題はあるものの極めて興味深い。中国絵画史についてもっと知りたいという気持ちになった。この著者にカラーの図版を掲載のうえ一作一作を丁寧に読み解く本を書いてほしい。2018/02/17

1
山水画も、花鳥画も面白かった。特に花鳥画は最近読んだので記憶が新しく、モチーフの見方がすごく変わったと思う。最近葉山で鴨見たけど、日本的で、すごく良いな。これが日本の美だな、と思って見た。あの風景も元は中国から来たのかしら。そう思うと画だけじゃなく庭園の事も気になってきた。画を読み解くって楽しい。コイキングがギャラドスに進化するのが子供心にずっと違和感だったけど、なるほど中国の登竜門伝説から来てそうだな。一つ思わぬ疑問が解けた。2021/04/16

なか

0
購入済み。冒頭のみ読んだ。

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