ちくま新書<br> 反福祉論―新時代のセーフティーネットを求めて

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反福祉論―新時代のセーフティーネットを求めて

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480067975
  • NDC分類 369
  • Cコード C0236

出版社内容情報

福祉に頼らずに生き生きと暮らす、生活困窮者やホームレス。制度に代わる保障を発達させてきた彼らの生活実践に学び、福祉の限界を超える新しい社会を構想する。

内容説明

福祉は財政的に限界に達している。一方、さらなる拡充を望む声も根強い。ではどうすればよいのだろうか。不法占拠者や生活困窮者、災害被災者、ホームレスなど、福祉の制度から漏れてきた人びとが、公助に頼らず自助・共助によって展開する生き生きとした暮らしを検証。制度に代わるセーフティーネットの仕掛けを発達させてきた彼らの生き方に学び、「反福祉」の考え方を提唱する。制度にがんじがらめになっている福祉の現状に警鐘を鳴らし、誰もが生きやすい社会を構想する。

目次

はじめに―いまなぜ「反福祉論」か
1 現代の「忘れられた日本人」―制度外の人びと自身による生活保障(「飛行場」に住まう在日コリアン―不法占拠者による実践;福祉版「シンドラーのリスト」―生活困窮者の最後の拠り所;大津波における「ノアの箱舟」―災害被災者の伝統的行動規範;ドヤ街のスピリチュアル・ケア―ホームレスはなぜ教会へ?)
2 福祉制度に替わるセーフティーネット(ホームレスとしてのイエス・キリスト―制度からの解放宣言;福祉に挑むドン・キホーテ―ある研究者の知的遍歴;生きられた法―法外世界の豊饒な議論へ)

著者等紹介

金菱清[カネビシキヨシ]
1975年生まれ。社会学・環境社会学。東北学院大学教養学部地域構想学科教授。著書『生きられた法の社会学』(日本社会学会奨励賞)、『新 体感する社会学』『3.11慟哭の記録』(編著、出版梓会新聞社学芸文化賞)など(以上、すべて新曜社刊)

大澤史伸[オオサワシノブ]
1966年生まれ。社会福祉学。東北学院大学教養学部地域構想学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

14
災害時における回復力の向上とは、困難な危機に直面して状況に適応しながら、いざというときに危機を許容する幅を拡げておくこと(074頁)。生活保護の前に自立支援を(165頁~)。福祉は待っていて下りてくるか、どうか? みんながそれをし出すと、どうなるか? これは、銀行預金を皆が引き出して、銀行がやっていけなくなるような事態に似ていると思われる。2014/11/21

ステビア

8
いろいろジャーゴンが出てくる割に言ってることがしょぼくて何とも言えない。政府の福祉制度の外にある人々のお話。2014/10/30

どら猫さとっち

4
冒頭にもあるとおり、本書は「福祉否定論」「福祉不要論」を提唱していない。この国の福祉制度が、社会的弱者を逆に追いつめられてか救済しづらい状態になっていることを、本書で示しているのだ。興味深いのは、イエス・キリストが、人間を幸せにする機能があるはずの法制度や宗教規制が、本来の機能を失い、それに適応できる/できない人たちを生み出してしまい、差別化されてしまうことである。福祉制度は平等であるはずはない。本書にあるとおり、きめ細かで様々な形で取り組むことが、本来の意味での福祉ではないだろうか。2014/10/13

Nさん

3
2014年刊行。表題の「反福祉」は福祉の否定ではなく、従来の福祉をもう少し広く捉えてみようというもの。共著。金菱が社会学、大澤が社会福祉学の専門。伊丹空港区域内に集住する在日コリアンの行政との関わり・生活困窮者の駆け込み寺としてのグループホームの利用例・大津波に見舞われた東北の漁師たちの知恵と考え方・横浜のキリスト教会のホームレス支援などから考察された現場での実践知が紹介されている。福祉といえば行政の仕事だという印象を抱く人が多いかもしれないが、本書はその印象を打破してくれる一冊だ。(→続く)2021/01/14

しゅんぺい(笑)

3
福祉を社会学で考えたような?本。もっとやわらかい本かと思ったら、むずかしくてほとんど読めなかった。 いまの福祉の制度や実践からこぼれおちているひとに学ぶことによって、福祉をさらに発展させたいとのことですが、内容がわからなかったので、わたしにはなんとも言えないです。くやしい。2014/11/04

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