内容説明
ほんとうの人生って、どんなんだろう。ほんとうの愛って、どんなんだろう。気持ちがやさしくなれる絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
184
一遍の詩に浮かぶ景色。雲、風、雫。ひとつひとつの文字から、空が広がる。砂、凪、渚。海が広がる。愛、夢、涙。昇っては沈んでいく。窓をあけよう。ここにあるすべてを受け入れて。少しずつ生まれたところから遠ざかっていくけれど、歩こう。走ったり、止まったりして、ゆっくりと見上げて、心のなかを見つめて。何かが見えてくる。昨日、今日、明日の空、目に留まるものは違うけれど、大切なことはいつも一緒。季節がめぐるときに、風が吹き、雲が流れ、雨が降り、雪が降り積もる。窓をあけよう。つながっている。自然のままに、いつものままに。2024/01/26
陽子
11
ひとり静かに自分の心を見つめるとき、きっとこの詩集がすんなりと入ってきて寄り添ってくれることでしょう。自然を見つめるやさしさに満ち溢れた言葉の数々。
Naomi
7
葉祥明さんを好きになったきっかけは『地雷ではなく花をください』って絵本だったと思う。淡くてきれいな絵と詩的な言葉に惹かれた。この本は、葉祥明さんの心の声がつづられていて、デッサンみたいなイラストがちょこんと載っている。人生って、人と人が何かしらのカタチで触れ合って、波紋のように広がってゆくのものって感じがした。「一日は一生のひとかけら」って言葉が、なんかいいなぁって感じた。2013/11/03
Ayakankoku
3
この本を読んで、言葉のすばらしさ・重みというものに気付かされた。 1つ1つの短いフレーズが、心の中に響き渡くとてもステキな本。2005/08/10