出版社内容情報
卵の黄身のような「ヨークイエロー」や、ワインボトルの色のような「ボトルグリーン」、そしてマティスの愛した「マティスブルー」など、西洋生まれの美しい185色を紹介。
内容説明
ポンパドール公爵夫人が愛した「ポンパドールピンク」。19世紀のパリを彩った「ロートレックオレンジ」。江戸の日本にも知られていた「プルシャンブルー」。ルネサンスの画家に愛された「ネープルスイエロー」。「ギリシャの緑」を意味する「ヴェルディグリ」。…色の由来に触れて、西洋の奥深さに出会う186のストーリー。
目次
1 青の伝統色
2 赤の伝統色
3 オレンジの伝統色
4 ピンクの伝統色
5 黄色の伝統色
6 緑の伝統色
7 紫の伝統色
8 茶色の伝統色
9 黒・白の伝統色
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chatnoir
10
どんな材料から採れるとか、誰が愛した色だとかの豆知識本。色の説明に使っている写真も素敵。『暮らしの中にある日本の伝統色』の姉妹本。チリアンパープルの説明でティリアンとも呼ばれるとあった。某漫画の少佐のご先祖がティリアンさんで、紫色の衣装を着た絵が『紫を着る男』であることを思い出した。やっぱり、漫画家さんはいろんな事を調べてさりげなく作品に織り込んでいるんだな...と思った。2017/02/01
雛子
9
手元に置いてぱらぱらめくりたくて購入。色名と写真が豊富で、眺めてるだけで楽しい本。2017/02/05
aki
8
表紙の絵?イラスト?が好き!西洋の色は、緑色でも明暗が上から下まで幅広くあって、「グレーがかった」とか「青みのある」とか、派生する色がたくさんあるんだなと感じた。それは日本の色にも言えることだと思うけど、日本の色にはなさそうな鮮明さやドギツさみたいなものがたくさんあって、綺麗だった。ポンパドールやリーフグリーンなど、好きな色味の名前がわかってよかった。あと、私がテラコッタだ!と思ってた色は本当のテラコッタとは少し違った模様…2017/02/05
亮さん
4
西洋の色を愛でる。とても素敵な色たち。こういうものが創作活動を刺激する。自分も詩を作って見たのでぜひ読んでください。2017/10/24
たか
4
オールカラーでそれぞれ色の説明がされています。2017/06/20