だいわ文庫<br> 細菌No.731

だいわ文庫
細菌No.731

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  • サイズ 文庫判/ページ数 435p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784479302278
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ホームレスが連続して死亡した。自然死として処理された遺体から、孤高の医師・古都波は血中リンパ球の異常を見つける。同じ頃、遠くアメリカでは数十年間変異を続ける未知の細菌が研究されていた。隠蔽された戦争の闇、「人体実験」…。ホームレスの死はパンデミック(爆発的感染)への引き金となるのか―。黒い欲望の恐怖を描く、驚愕の医療ミステリー。

著者等紹介

霧村悠康[キリムラユウコウ]
1953年、奈良県に生まれる。私立灘高校、大阪大学医学部を卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学および生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。宇宙、生命、進化、再生医療など、脳内思考を止めることがない。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

57
面白く読んだんですが、ちょっぴりモャッとした思いの一冊でした。理由としては、医療現場で働いていて医療ミステリーは大好きなんですが、未知なる細菌の話のはずが、途中から謎解きのほとんどが戦時中に極秘裏に作られた東京の地下に隠された通路網の話だったような気がしてならないのです。もっと細菌やパンデミックの恐怖、人体実験の倫理観?、製薬会社の闇の部分などだけで展開した方が、何となくしっくりするんじゃないのかなとも勝手に思ってしまいました。それと、主人公の先生の名前には驚きましたね。2016/03/29

やすべえ

9
731の題名に引かれて読みましたがすっきりしません。登場人物のキャラ立てはいいのですがラストがテーマ以外の様に感じてしまいます。しかし人為的な細菌はやはり脅威ですね。今こういう状況なので余計に考えてしまいます。2020/04/26

はーこ

7
壮大にしそこなった感じする読後感でした…ちょっと題名に惹かれて読んだけど…うーん、もうちょっと各章足場をしっかりして欲しかった凹2015/09/08

ゆうひ

6
時間かかって読了。 内容もテーマも好きな感じやし、古都波先生も魅力的で好きなんだけど、なんかラストが中途半端な感じで残念。 医療ミステリーは好きなので、この作家さんは他のももう少し読みたい。2019/10/14

Sarah(サラ)

5
ぅぅん。何か物足りない。USA伝染性微生物研究所とか、世界規模の事件が起きていくのかと思えば、金塊が出てきたり。人体実験もあまり危機感が湧かなかったな。400頁以上、ちょいと疲れた。2015/09/13

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