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だいわ文庫
すべての女は美しい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 185p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300472
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0195

内容説明

いい女は「天女」で、「インテリジェンヌ」で、「センチメンタル」だ―。顔のきれいさや身体の形は二の次、いい女には、オーラがある―。ファッションモデルは撮りたくない。マスメディアの娼婦だから―。大勢の「普通の女」と過激に向かい合ってきた天才アラーキーが、「いい女」の条件を語りつくします。

目次

第1章 いい女は“天女”である(オレにとっての天女;ヨーコによって写真家になった ほか)
第2章 いい女の“フェロモン”(「下品な気品」がある女がいい;エロスに思想なんていらない ほか)
第3章 いい女は“インテリジェンヌ”(「いい女」であるには、やっぱり知性も必要;女の知性は体で表現する ほか)
第4章 いい女の“スウィート・スポット”(やっぱり写真は情事だ;撮ってほしいという女と「コイジン関係」になる ほか)
第5章 いい女は“センチメンタル”(オレの写真の師匠は親父だ;官能的なスピード感のある街 ほか)

著者等紹介

荒木経惟[アラキノブヨシ]
1940年、東京都に生まれる。写真家。千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、電通に入社、写真部に所属する。1964年、写真集『さっちん』(新潮社)で第一回太陽賞を受賞。1971年、自らの新婚旅行を記録した『センチメンタルな旅』を自費出版し、話題となる。1972年にフリーランスになってからは、女の性を追った「私写真」シリーズなど、女のエロチシズムをテーマに次々と問題作・話題作を発表しつづけ、「天才アラーキー」の異名をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lonesome

39
天才は天女によって作られるとはまさにその通りかもしれない。ヨーコさんのことを天女といって大切にされていたんですね。天才アラーキーと自分で言う理由もなるほど、写真を撮る才能はもちろんあるとは思うけれど、それよりも技術ではなく対象にありのままの情で向き合うことで写真を撮っているからなんだと理解した。写真は「未練」だ、未練がなかったら写真を撮って残そうと思わないとか、感情は人間同士の肉体のぶつかり合いから生まれるとか、ただのエロオヤジじゃない魅力的な言葉があちこちに見つけられるエッセイだった。2014/08/22

三平

11
写真家荒木経惟、76歳。年齢を感じさせないスケベ親父の秘密の一端を知りたくて、この本を手に取った。この人は自分の作品を私小説という。確かにただ対象を切り撮るのではなく、対象と荒木の生な関係性が見えてくる。特に女性を撮る際には、モデルだけでなく撮影者の体温まで感じるような。すべての女性は美人だろうがブスだろうが、その人にしかない魅力を秘め、それを荒木は露わにしていく。その美しさ、エロさが見えるのだからいくつになっても人生が活力に溢れる訳だ。いつかその域に達してみたい!2017/04/12

tom

7
ほとんど読むべき箇所のない本。同時並行で読んだ「天才になる! (講談社現代新書)」は、荒木さんの写真スタイル、写真履歴をきちんと読み解いていて、なかなかの良書。両者の格差に驚く。2016/06/23

たな吉

7
『気(け)』を出したり出さなかったりして生きていたいと思います。写真の天才、天才アラーキーから話しかけられてるつもりで読了。2015/11/12

suzumari

6
女を心底リスペクトしてるのね。ただのエロおやじじゃなかったw まじめにエロスを探求してる人って、ホレる要素あるなと思いました。2010/10/11

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