内容説明
悲しみ、悩み、苦しみのない人生はない。94歳の自らの挫折、葛藤などの体験をもとに、目の前にある「幸福感」をつかむ生き方を提案。
目次
第1章 「苦悩」のなかから(「始まりの朝」を願って;「悲しみ」からの贈りもの ほか)
第2章 「いのち」を見つめて(「生きる力」の源;本当に自分を大切にするなら ほか)
第3章 「転機」のおとずれ(心身の柔軟性;思いやることの習慣 ほか)
第4章 「孤独」からの脱皮(病む人へ伝えたいこと;告知をめぐって)
第5章 「試練」を逆手に(人生からの最終課題;若さ、感動を再現する ほか)
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年10月4日、山口県に生まれる。京都帝国大学医学部卒業、同大学院修了。1941年、聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長を経て、同病院理事長・名誉院長。聖路加看護大学名誉学長、ライフ・プランニング・センター理事長、「新老人の会」会長、日本音楽療法学会理事長など、九四歳の今なお精力的に多方面にわたって活躍している。文化功労者、東京都名誉都民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オリーブ
4
私の命は私だけのものと考えがちですが、「もらった」命だったのだと実感しました。「もらった」ものはいずれお返しするものだし、そう考えると命を大切に、鍛えて元気でいようと謙虚な気持ちになります。自分の命でさえそうなのだから、患者に対して奢り高ぶった態度であるなど言語道断であると医者である日野原先生は仰います。常に配慮できるか?言葉には表れない気持ちを想像できるか?謙虚な気持ちと敬意を忘れずにいられるか?・・・と、医師という職業の人に問いかけているそうですが、これは医師にだけ当てはまることではない気がしました。2014/03/21
すジャーた
0
「生まれてきてよかった」と心を込めていえるように、私は生きているかぎり、この一瞬一瞬を存分に味わうことに力を出し惜しみしない覚悟でいます。 わー。なんて、素敵なんだろう。。。生きていることに感謝して日々。私らしく生きよう。一度だけの人生だもの。後悔なをかしないわ2014/11/11
百地樹里
0
再読。座右の書にしたいと思います。2014/10/20