目次
プロローグ なぜ、私が「野生の教育論」を語るのか
第1章 野生とは「闘争心×教養」である
第2章 マー君、神の子、不思議な子―「連勝記録世界新」は、いかにして生まれたのか
第3章 野生を支える「教養」をどう磨くか
第4章 選手や部下の悔しさを引き出し、“眠った野生”に火をつける言葉
第5章 我慢力と感謝の心の育て方
第6章 小事が大事を生む
エピローグ 美意識と自己肯定で強く生きる
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。京都府立峰山高校卒業後、テスト生として南海ホークスに入団。入団4年目に本塁打王を獲得。1965年、戦後初の3冠王。3冠王1回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、MVP5回、ベストナイン19回、ゴールデングラブ賞1回。1970年、35歳で南海ホークスの選手兼任監督となり、1972年に打点王、1973年にリーグ優勝。1977年まで選手兼任監督として、8年で6回のAクラス(3位以上)入りを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅんぺい(笑)
3
装丁とこの厚さを見て、あ、本気なんだなと思った一冊。 野村克也さんは最近やたらと本を出してますが、そのなかでもかなり力をいれて書いたと思う。 闘争心と反骨心と、教養と知性。いうのは簡単ですが、それをずっと続けるのはむずかしい。 自分を高めていくための方法だとわかってはいるけれど。2014/01/28
Shun
2
よくも悪くもノムさんらしい本だなと。自分を犠牲にしてチームに徹しろというのがノムラの考えであって、それを体現している選手(山崎武司など)については印象良く書いているが、たとえばノムさんの在籍中シーズン20勝・投手三冠・WBCでも大活躍した岩隈については「自分のことしか考えてない」と活躍には一切触れずにこき下ろしているだけ。結局オレについてこなかった選手は嫌いだ、という感情が拭えてないことだけしか伝わってこなかった。田中将大はライバルがいないから不幸だ、など面白い話はそこそこあっただけにその点がやや残念。2017/12/04
K
2
ノムさんの野球本。良くも悪くも読んだことあるような内容だが2013シーズンの楽天優勝へのコメント見れたのはお得かな。福盛には相当キレるてるみたいだけど…w2014/07/30
gq550_tomy
2
ノムさんが、現代人が失いつつある「野生」の必要性について語る一冊です。ご自身がプロの世界で生き残るために、磨いてきた工夫や、それに至るまでの試行錯誤などを実行していく意思を「野生」としています。たくましさとか、強い生命力とか、これからの世の中をサバイブするための知恵を気付かせてくれます。。2014/07/05
SU
1
指導とは選手に自信をつけさせる事と断言、そして指導者は覚悟を持てと。2016/09/09