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伝説のFRB議長ボルカー

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  • サイズ B6判/ページ数 525p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478023471
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0033

内容説明

米国の根強いインフレを退治して自らの批判者たちを驚かせた信念の中央銀行家。金融危機から世界を守り続けた男。ボルカーは、米国に再び物価の安定をもたらしただけでなく、この国に責任ある財政を実現する戦いを先導した。

目次

第1部 生い立ち(青年時代まで;見習い期間)
第2部 金との対決―1969‐1974(戦略;賭け ほか)
第3部 インフレーションとの戦い―1979‐1987(前兆;挑戦 ほか)
第4部 二一世紀(後知恵;ボルカー・ルール ほか)

著者等紹介

シルバー,ウィリアム・L.[シルバー,ウィリアムL.] [Silber,William L.]
ニューヨーク大学の金融・経済学担当教授。また同大学の経営大学院スターン・スクールでL・グルックスマン記念証券市場研究所の所長も務める。リーマン・ブラザーズや複数の投資会社においてトレーダー等の実務経験も豊富。さらに大統領経済諮問委員会(CEA)のシニア・エコノミストやニューヨーク連銀およびFRBのアドバイザーなどを務めた経験もある

倉田幸信[クラタユキノブ]
1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者、週刊ダイヤモンド記者、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部を経て、2008年よりフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

20
以下の四部構成になっています。 ・生い立ち ・金との対決 1969-1974 ・インフレーションとの戦い 1979-1987 ・二十一世紀 インフレーションとの戦いを描いた第三部が、ちょうどボルカーがFRB議長を務めていた時期になります。 このため、やはりこの第三部が一番手厚く描かれてます。 当時(カーター政権時代)アメリカを襲っていた高インフレに対処するため、政策金利を大幅に引き上げインフレを封じ込めた功績で知られてるとのことです。2021/03/26

Tatsufumi Ozawa

1
マネタリストが当たり前で、グリーンスパンより前のFRB議長を知らなかった自分には衝撃的な内容だった。 アメリカ人にとっては、日本の高度経済成長と同じぐらいのインパクトのあった歴史的できごとのインフレを理解できる名著である。 また現在日本のとっている低率インフレの誘導目標を、セントラルバンクとガバメントが国民に植え付けることに対して言及はないが、的確な指摘を与えてもいると思う。デフレ退治のためとは言え、ボルカーは今の日本の政策には反対だろう。p442の記載が日本の未来に起こることなのかとも思える。2014/06/01

G-man

1
こんな人が日本にもいて欲しいと思う。清廉潔白なサムライのおかげで世界の金融システムは何度救われたことか。何で日本にはサムライがいなくなってしまったのだろう?2014/04/17

キミ兄

0
1980年代、インフレファイターとして名を馳せたボルカー伝。政治の圧力に屈しなかったボルカーの人となりに加えて、マネタリズムが具体的に何をやることなのか、非常に分かりやすく示されている。財政と物価、金利がどう関係しているのかよく分かる。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎。2014/04/29

水煮丸

0
80年代のインフレを抑えこんだFRB議長ポール・ボルカーの伝記。ニクソンショックから始まる70~80年代の金融史の内幕を知れて面白かった。中央銀行は政府から独立した機関であるとはいえ、時の政権との関係の中で金融政策をやり抜く難しさがわかる。本書によると、政府から独立して運営され、いざという時にはインフレと闘うという「信頼」自体がボルカーによって築かれたものということだった。その功績だけでなく、決して裕福でなかった暮らしにつつましい人柄もあり、伝説の議長と言われるのもわかる。2023/11/20

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