内容説明
世界で初めて「ミドリムシの屋外大量培養」に成功し、ダボス会議「ヤング・グローバル・リーダーズ」にも選出!全世界待望の「地球を救うビジネス」とは?―。
目次
第1章 問題と、自らの無知を知るということ
第2章 出会いと、最初の一歩を踏み出すということ
第3章 起業と、チャンスを逃さずに迷いを振り切るということ
第4章 テクノロジーと、それを継承するということ
第5章 試練と、伝える努力でそれを乗り越えるということ
第6章 未来と、ハイブリッドであるということ
著者等紹介
出雲充[イズモミツル]
株式会社ユーグレナ代表取締役社長。1980年、広島県呉市に生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
86
ミドリムシは、ユーグレナ植物門 ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する 鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属 Euglena の総称で、 動物と植物の両方の性質を備えています。 ミドリムシで世界を救おうと一大決心をした男の挑戦の歴史です。 評価:微妙だな。2021/01/25
えちぜんや よーた
83
”資金ショートの危機が続くユーグレナだったが、実はひとつだけ望みが残っていた。その希望がなければ、,あるいは早い段階で会社を清算することを検討していたかもしれない。希望とは大手商社、伊藤忠商事が資金の援助を検討してくれることだった。”(P166)元祖・「食のベンチャー」チキンラーメンの場合は、流通のルートを確保するために三菱商事と組んでいたなぁ。当時の三菱商事のキャッチフレーズは、「ラーメンからミサイルまで」。現在の伊藤忠商事になぞらえると、「サプリメントからジェット燃料まで」ということになるかな(笑)2013/06/13
あちゃくん
81
とても未来を感じる内容でした。そしてその未来を想像すると、ワクワクする高揚感が押さえられません。この会社のこれからの歩みや出雲さんの言動をしっかり見て行きたいです。2014/05/10
えちぜんや よーた
79
"慣習になっている以外には、自分の好みを何も思いつけなくなっているのである。精神まで、抑圧の軛(くびき)に屈している。娯楽のときですら、真っ先に考えるのは世の中に合わせることである。いつも大勢に順応していたいのだ"ジョン・スチュアート・ミルの自由論 (日経BPクラシックス) 、第3章 幸福の要素としての個性 P135」。ユーグレナの出雲社長自身も、世間の慣習に合わないことをするのに、かなりためらいを感じていたようです。2013/06/17
Willie the Wildcat
41
グラミンでの心の響き。文字通りドラマチックな培養成功とライブドア事件!転機と言える場面での心情描写。特に、銀行退職時。夢と現実の狭間で揺れる過程が印象深い。不毛の3年間での教訓。「感情的な共感」は企業の社会性を反映している気がする。ミドリムシ・・・。確かに語感は如何なものかと感じるが、人間の死角を如実に描写。Open Mind!蛇足だが、「仙豆」かぁ、懐かしい。(笑)2014/09/10