目次
第1部 はじまり(生命を吹き込む;ピクサー誕生;より長く、より遠く;ピクサーらしさ)
第2部 新しいものを守る(正直さと率直さ;失敗と恐怖心;貪欲な野獣と醜い赤ん坊;変化と偶発性;隠れしもの)
第3部 構築と持続(視野を広げる;未来に踏み出す)
第4部 検証(新たな挑戦;創造する環境;私の知っているスティーブ)
著者等紹介
キャットムル,エド[キャットムル,エド] [Catmull,Ed]
ピクサー・アニメーション・スタジオ共同創設者。ピクサー・アニメーション、ディズニー・アニメーション社長。コンピュータ・グラフィックス分野における功績により、ゴードン・E・ソーヤー賞を含む5つのアカデミー賞を受賞している。ユタ大学でコンピュータ・サイエンスを専攻し、博士号を取得する。サンフランシスコ在住
ワラス,エイミー[ワラス,エイミー] [Wallace,Amy]
ジャーナリスト。現在は「ロサンゼルス」誌に記事を書いている
石原薫[イシハラカオル]
翻訳家。国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業向けの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
439
おもしろかった! 分厚くて密度の濃い本なので読むのになかなか時間がかかったが、それだけの価値がある一冊。具体的には「ピクサー誕生まで」「創造力を引き出し組織を活性化させる方法」「ディズニー・アニメーションの復活」の3部に分かれており、時に自伝的でありながらしっかり読者に伝えたいビジネスマインドがメッセージとして組み込まれており、読んでいるとワクワクする。そして最後にピクサー裏の立役者、スティーブ・ジョブズの話を持ってくるあたり、本としての構成もさすがと言わざるを得ない。2017/01/21
hit4papa
50
ピクサーの創業者による経営哲学本です。ピクサー黎明期から「トイ・ストーリー」をはじめ大ヒット作品を量産する昨今までの奮闘記であり、マネジメントとしての試行錯誤の歴史でもあります。科学者である著者が立ち上げた小さな会社が、ジョージ・ルーカスやスティーブ・ジョブズと出会いを経て、ウォルト・ディズニーの傘下となるわけですが、社員のモチベーションを如何に高めていったかがドキュメンタリータッチで述べられています。終わりにまとめられている金言の数々は目から鱗で、一読の価値ありです。特に悩める管理職にはオススメ。2018/10/26
Koichiro Minematsu
47
本書は大作です。ディズニーアニメファンの方には、是非ともピクサー社を知って欲しい。何よりPixarを知って欲しい。2023/08/20
green tea
42
映画会社が出来て大きくなるまで。スティーブジョブズという、個性的な人との友情。ピクサーは独自の社風を育て、ディズニーを再生させる ドラマティックで、描写が詳細で、圧倒的に感動的で、しかも、ビジネス成功哲学書としても優れてる2014/11/08
Kawai Hideki
39
非常に良かった。ピクサーの共同創設者で、現在はディズニー・アニメーションの社長も兼任しているエド・キャットムルの自伝。ユタ大学でCGの道に進み、ジョブズと出会ってピクサーを創業し、ディズニーに買収されるまでを時系列に説明。世に送り出した作品を具体例として、創造的なチームのマネジメントの仕方、利益の確保と新しいことへの挑戦のバランスの取り方、創造するリーダーのあり方などを解説。ストーリーテリングのプロらしく、様々なたとえ話が的をついていて分かりやすい。創造性に対する情熱と謙虚さと思慮の深さに感銘を受けた。2014/12/21