内容説明
対話形式で会社の数字がすらすら読める。会社分析のプロが生徒の「わからない」にとことん答えます。
目次
1 損益分岐点は小学4年生の算数で計算できる
2 損益計算書を読む
3 貸借対照表を読む
4 連結財務諸表で会社の全容が見える
5 キャッシュ・フローを正しく理解する
特別講座 キャッシュ・フロー徹底解説
著者等紹介
後正武[ウシロマサタケ]
1942年生まれ。東京大学法学部卒業。新日本製鐵勤務中にハーバード大学経営学修士(MBA・ディスティンクション)のち、マッキンゼー・アンド・カンパニー(パートナー)、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長/日本支社長を経て、現在東京マネジメントコンサルタンツ代表。ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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uD
13
日産とトヨタ、アサヒとキリンの財務諸表を比較しながら、用語や読み方・考え方を解説している内容です。 “あまりにやさしい”は言い過ぎな印象。 一応は会話形式(先生と2人の生徒)なのですが、生徒側がそこそこの知識と鋭い着眼点を有しているため、初心者の視点がありませんでした。少なくとも小学4年生が読んでも決算書を理解することはできないでしょうし、そもそも数学だけでどうにかなるものでもないんじゃないかと… タイトルが大げさなので、つい批判的になってしまいましたが、キャッシュフローの解説はわかりやすかったです。2018/11/20
手押し戦車
9
変動費は売上原価や販促費、輸送代など売上に比例して変わる。固定費は動かない費用になる広告宣伝費用も固定費になる。貢献利益を出し損益が分かる。DCF法を使うとお金の時間的価値を考慮し将来のキャッシュフローを期待される増加率で資本コストで割引き投資先を使い現在の100円から割引率(1−率)で一年後の価値さらに自乗で2年後と出る。利益には質が有りキャッシュの裏付けが有るのと無い利益が存在する。表向きの利益や資産は実はキャッシュを生まない不良在庫や回収不能な売掛金が有る。質を見抜きそこから将来のキャッシュを読む!2014/11/10
K.T
3
最初はCVP分析、そこから会社分析のやり方→事業所を出す出さないの経営判断に行き、その流れでC/Fの意味合いというテーマ。その全てが、あぁなるほどなぁ、という感じだった。特に会社の分析手法という部分は本当に参考になった。なるほど、キーとなる指標を見出して比較するのがポイントなのね。日産並のトヨタを作って、そこで日産と比べる、とても勉強になった。キャッシュフロー計算書も分かって無かった所も説明があって、ほほー、という感じ。これはみっけもんという感じ。ま、ただ「あまりに優しく」は無いですねw。★★★★★2017/04/10
凸凹
2
トヨタと日産、キリンとアサヒの財務諸表を比較して、損益計算書、貸借対照表、連結決算、そしてキャッシュフローの構造をとてもわかりやすく解説している。また、第1章で、損益分岐点分析を取り上げているが、理解しにくい論点にもかかわらず、とてもわかりやすい解説がなされている。2013/02/16
わせりん
0
会計の見方がわかるような作りになっているけど、タイトルの印象からすると難しい。日産とトヨタ、アサヒビールとキリンビールの比較は面白い。2017/08/27