内容説明
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の文庫第2弾!!
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
199
シリーズ第2弾!今回も美味しい料理に美味しいお酒に、にんまりしちゃいました。紹介された酒は吞んだことある酒ばかり。6本吞んでました(笑)しかも、お気に入りの酒造会社の酒も出てきた。テンションあがりましたね。料理はもちろんのこと、美音の話も肴に加えて、ぼったくりの常連さん達と楽しく吞んでみたいですね。そして、個人経営の喫茶店、チェーン店に負けずアイデアを駆使して、生き残ってほしいな。哲君の両親頑張れ~!2020/06/27
あすなろ
115
居酒屋ぼったくりシリーズ2巻目。もー、ホントにこういう居酒屋へ行きたいなぁということが変わらず展開される。カウンター越し注文で、メニューにない鉄板のとろろステーキや焼そば・イタリアンスパ、食べたいな。酒の種類充実度も変わらず。そして、食べ物番外編的⁈なサンドイッチもいいな。2020/07/05
もんらっしぇ
73
「リアルに居酒屋の名店行きたいなぁ」などと、つぶやきつつ積読解消♪日本酒だとそんなに自ら積極的に調べないので、その美味しそうな描写とともにお酒が詳しく語られるのが面白いし助かります♪それと1巻目でも感じましたが、作者はやはり「みをつくし料理帖」へのオマージュを主人公に重ねているのではないでしょうか?例えば『美音坊』と常連の客たちに呼ばせています。最後「満点と赤点」の章は、チェーン店の進出と既存店の淘汰の問題が。予定調和的な纏め方かも?ですが正解のない日本の多くの商店街共通の悩み。考えさせられますね… 2021/09/13
yu
68
Kindleにて読了。とろろステーキ、食べたくなった。とろろ、好きじゃないんだけどね。お酒によって料理を変えてくれるとか、こんな居酒屋、マジで近所にほしくなる。2019/05/19
みえ
66
厚揚げ肉詰め、ギョウザが食べたくなった。あと、お客さんの悩みとか愚痴を聞いてるうちに、あ~そういう大変さもあるんだな~とか、いろいろ考えたり。でも、基本ホッコリさせてくれるあったかい本。2018/10/27