内容説明
高度経済成長の’60年代、鶴岡の少女は海を渡りハワイの中学校へ転校した。元帰国子女がハワイ生活5年間の悲喜こもごもを素直な文と写真で綴る。
目次
ハワイへの船出
転校初日の戸惑い
登校拒否症
日本人として
「メリ・カリキマカ!」
レヴァレンド誇らしく
ダウンタウンの生活
1枚のバースデイ・カード
タイプライティングから学ぶ
ハワイの忘れられない味〔ほか〕
著者等紹介
熊谷めぐみ[クマガイメグミ]
1950年仙台市生まれ。山形県鶴岡市の小学校、ハワイの中学校、高等学校を卒業。1973年、国際基督教大学卒業。伊藤忠商事株式会社入社。1982年英語教室を開設し、1999年にうつ病となるまで英語教育に携わる。病気克服後は、家族の絆をテーマに作詞を行い、2004年にCD「きずな」、2005年に「聞こえますか、お母さん」を制作。特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テディー
2
自分の青春時代が甦ってきた!かつて外国留学を夢見ていた頃を思い出す。著者が次々に直面するさまざまな経験が歯切れのいい文章でつづられており、引き込まれるように一気に読んだ。2012/08/03
ヴィンテージワイン
1
藤沢周平の生まれ故郷、鶴岡の女子中学生が1964年(東京オリンピック開催の年)に突然ハワイの中学校へ転校することになった。片言の英語で現地の中学生と肩を並べて勉強していくことへの不安や戸惑いが行間にあふれている。しかし、その苦労を苦労に終わらせてしまうのではなく、彼女なりの知恵と努力で克服していく姿がカッコイイ!「努力は必ず実る」ということを改めて教えられた。副題が'バァバの青春奮闘記'とあるが、若い世代の人たちにも「とにかく面白いから読んでみて」と勧めたい。 2012/09/21