内容説明
これから人生を選択する君へ―。歴史はつまらない、人名や事件名を覚えるだけで退屈、と思っていないだろうか。歴史を学ぶ意味は、歴史上の偉人の人生に学べること、物事を戦略的に考える力がつくこと、長い歴史の中で不変のものを知ることができることだ。人のために生きるカッコよさを歴史から学ぼう。
目次
まえがき―未来を生きる君たちに、今、「歴史」の話をしよう
第1章 「親」と「子供」―君にとって家族って何ですか?
第2章 君たちはなぜ生まれてきたのか?
第3章 君たちはなぜ学ぶ?
第4章 本当の友達って?
第5章 働くことの喜びと悲しみ
第6章 戦争はいけないこと…だけど!?
第7章 君たちはこの国を愛せるかい?
第8章 「歴史」ってなに?―「歴史の見方」のミニレッスン
著者等紹介
濱田浩一郎[ハマダコウイチロウ]
1983年大阪府生まれ、兵庫県相生市出身。兵庫県立大学播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学非常勤講師。作家、評論家、タレント。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。姫路獨協大学播麿学研究所研究員を経て、現職。現代社会の諸問題に歴史学を援用し迫り、解決策を提示する新進気鋭の研究者。日本タレント協会特別会員としても、マスメディアで活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book・CaFe
6
書名に惹かれて購入したけれど、実は15歳対象に書かれた本。親子・学ぶ・友達・働く・戦争などの現代事情と日本史の実例を交えながらわかりやすく明確に書かれている。印象に残ったフレーズは「歴史」はご先祖様から、僕たちへのプレゼントです……著者の熱い想いが伝わってくる本だった。2012/01/28
HTたまにYN@ぬ 積読消化中
2
語りの流れを知りたくて手に取った。長めのスピーチの構成に役立ちそう2012/08/29
三色かじ香
1
歴史を学ぶことで教訓を得られることは分かりました。ただ、歴史学に思い入れのない私には、著者が「歴史を学ぶことはとても有意義だ」という立場を全く疑ってないところから、反論したい気持ちになりました。昔だってモンペのような人はいるだろうし、現代だって歴史上の人物に匹敵する人格者はいると思うのです。時代背景に応じた、当時の人の思想を、覗き見する形で、この本を通して学べたのはよかったです。2018/03/16