内容説明
いくら何でも「今の世の中で海賊」だなんてご冗談でしょう…ところが、宇宙旅行も目前という現代社会においても、世界中の海で海賊が暗躍しているのだ。それも、ピストルにライフルは当たり前、機関銃からロケット砲まで持ち出すグループもいて、ますます危険極まりない存在となってきているのである。世界の海を安全に航海できる日が来ることを願う著者が、海賊行為の実態や各国の防止対策をその歴史とともに紹介する。
目次
第1章 海賊とはなにか
第2章 いま目の前の海賊
第3章 世界の海は「海賊の海」
第4章 海賊の言い分
第5章 海賊対策はあるのか
第6章 現代の海賊を考える
著者等紹介
土井全二郎[ドイゼンジロウ]
1935年生まれ。佐賀県出身。京都大学経済学部卒業。元朝日新聞編集委員。日本海洋調査会代表。南極観測船、捕鯨母船に同乗しての現地取材をはじめ、超大型タンカー、コンテナ船、自動車運搬船、練習帆船、客船、フェリーなどの乗船取材にあたる
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