出版社内容情報
かつて「耳ざわり」とまで言われたチェロ。演奏の姿勢から技法までを改革し、その近代的奏法を確立した巨匠・カザルスの生涯。
チェロの近代的奏法を確立した20世紀の巨匠の生涯。カザルス以前のチェロは、ピアノやヴァイオリンよりも劣る楽器とみなされ、その音色は耳ざわりとまで言われることもあった。しかしカザルスは演奏の姿勢から技法までを改革し、自然な演奏を可能にした。また、スペインのカタルーニャ地方出身であり、フランコ独裁政権への抗議や反ファシズムの姿勢を取り続けた平和活動家としての顔も持つ。「奇跡の旋律」が生まれた歴史に迫る。
第1章 生まれながらの音楽家
第2章 飛躍と公認
第3章 バルセロナの指揮者
第4章 プラードの町への亡命
第5章 現代の良心
資料篇
――良心の人、奇跡の旋律――
1.カザルス、現代流チェロの創始者
2.カザルスとバッハ
3.人々の見たカザルス
4.カタルーニャ人、カザルス
5.プラード音楽祭の変遷
目次
第1章 生まれながらの音楽家
第2章 飛躍と公認
第3章 バルセロナの指揮者
第4章 プラードの町への亡命
第5章 現代の良心
資料篇―良心の人、奇跡の旋律(カザルス、現代流チェロの創始者;カザルスとバッハ;人々の見たカザルス;カタルーニャ人、カザルス;プラード音楽祭の変遷)
著者等紹介
ブデュ,ジャン=ジャック[ブデュ,ジャンジャック] [Bedu,Jean‐Jacques]
1964年に、フランス南部ルシヨンで生まれる。幼いころから、プラード・パブロ・カザルス音楽祭に親しむ(母方の親族がプラード在住)。地中海文学センター副館長、地中海賞“フランスの文学賞”選考委員
細田晴子[ホソダハルコ]
日本大学商学部准教授。東京外国語大学卒、スペイン国立コンプルテンセ大学歴史学博士。スペイン大使館を含む外務省勤務などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
choku_tn
ルヴナン
moriya-man
風のましゅー。