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出版社内容情報
古典名画を20点あまり取り上げ、最新研究による「技法の謎解き」で、技法、素材・道具、保存・修復についての基礎知識を網羅。
●この本の中では一般によく知られた日本画作品を取り上げ、日本画家や技法材料の研究者が見つけた、作品の見どころや技法の秘密が明かされています。絵を描く人にとっても、絵を見る人にとっても、これまで見えなかった日本画の世界が見えてくるはずです。●この本は、これまでの美術書や技法解説書とはかなり違う作りになっています。たとえば本書には、絵画作品の原本ではなく模写が多く登場します。それは、模写したからこそわかること、模写だからこそできる見方をお伝えするためです。●随所に掲載された「日本画論」も、目からウロコの視点満載で読み応えがあると思います。さらに、実際に絵を描く人にとっては「第三章 誰もが知りたい日本画の奥の手」が必読。具体的なテクニック、コツをプロセス写真も多用して丁寧に解説しています。●日本画愛好家、美大生、表現者必携の一冊です。
内容説明
東京藝術大学の総力を結集したユニークな解説書!最新研究が解き明かす名画に秘められた謎に迫る!面白くてためになる目からウロコの美術指南!
目次
第1章 名作から読み解く素材と技法(受容・変容・超越の日本文化;絵画の命 色の探求;絵画の「骨」線描の愉しさ ほか)
第2章 よみがえる名画(模倣と超越;「模写」が紡いだ日本の絵画史;隠された図像を読み取る ほか)
第3章 誰もが知りたい日本画の奥の手(絵を描く前に絵を仕上げる;スケッチのコツ;絵づくりと線描 ほか)
著者等紹介
宮廻正明[ミヤサコマサアキ]
1951年島根県生まれ。日本画家。近年イタリアピッティー宮殿近代美術館島で個展を開催。その作品はコンテンポラリーアートとして海外で注目。特許技術による新しい複製画の開発等、新しい文化財保存にも力を注ぐ。東京藝術大学大学院教授、日本美術院同人
荒井経[アライケイ]
1967年栃木県生まれ。日本画家であるとともに日本画の技法材料を専門とする研究者としても知られ、韓国、中国、台湾の近現代絵画にも造詣が深い。博士(文化財)。東京学芸大学講師、准教授を経て、東京藝術大学大学院准教授
鴈野佳世子[カリノカヨコ]
1979年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部美術史学専攻を卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科にて博士号(文化財)取得。専門は日本絵画の復元と中世美術史。日本学術振興会特別研究員PD、東京藝術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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