出版社内容情報
本書は太平洋戦争にかかわった指導者たちにフォーカスし、なぜ戦争が起きたのかを「人間の決断」から解き明かす歴史の入門書です。
ややもすると、出来事から歴史を捉えがちですが、事が起きる原因は、つねに人間の思惑、決断などにあります。本書は太平洋戦争にかかわった指導者たちのパーソナリティにフォーカスし、なぜ戦争が起きたのかを「人間の決断」から解き明かす歴史の入門書です。戦争を知らない若年層から疎開や被災経験はありながらも当時は幼かった年配のかたがたまで、開戦から終戦までの流れをご理解いただけます。真珠湾攻撃から70年を迎える今年、読んで、見て、面白い!わかりやすい!一冊をお届けします。
内容説明
開戦から70年。要人たちの「決断」から太平洋戦争を読み解く。日本が辿った運命は、はたして必然だったのか。重大な政局、戦局において「決断」にかかわった150人を超える人物たちにフォーカス。彼らから見えてくる戦争の姿は、せつないほどに人間くさいものだった…。
目次
第1部 日米開戦に走った人々(近衛文麿―日本を「戦争への道」に進ませた宰相;石原莞爾―満州事変の火付け人は、なぜ日中戦争の不拡大を主張したのか;杉山元―自らの戦略・戦術論をもたない「ああそうか大臣」の罪と罰 ほか)
第2部 開始された太平洋戦争(山本五十六―アメリカ政府と国民の心情を読み違えた山本の大いなる誤算;源田実―真珠湾奇襲攻撃の航空作戦を立てた機動部隊の航空参謀;黒島亀人―軍令部の真珠湾攻撃反対論をくつがえした奇人参謀の一撃とは ほか)
第3部 崩壊する絶対国防圏(山崎保代―玉砕の始まり、全滅を命じられたアッツ島守備隊長;木村昌福―味方に死傷者を出すことなく奇跡の撤収作戦を成功させた司令官;柴崎恵次―予想外の損害を与えたが玉砕したタラワ・マキンの守備隊長 ほか)
感想・レビュー
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Book Lover Mr.Garakuta
乱読家 護る会支持!
Yotaka Inoue