出版社内容情報
夜空に輝く星々が、どんな星や星座なのか、本書を読めば手に取るように分かります。2018年7月の火星大接近も、もちろん網羅。夜空に輝く星は、漠然と眺めているだけではその星が何であるのか、どの星座の星なのかよく分かりません。
今、自分が見ている星の名前は何で、どんな星なのかを知れば、見ている星の見え方もおのずと違ってきます。
惑星や恒星、銀河など、それぞれの名前の由来やその星の成り立ちなどを図版や写真で解説します。
星座については星空観察の初心者であっても、実際に星空を眺めた時に星座がすぐに分かるように、
観察の際のポイントを星座紹介とともに解説します。
また、2018年に起こる天文現象の中で最も注目される天文現象「火星の大接近」をはじめ、
本書で紹介する星にまつわる天文現象についても、どんな事が起こるのかを紹介します。
とくに最近は、インターネットを中心に、NASAを始めとする宇宙・天文のトピックス写真を目にする機会が増え、
宇宙がより身近なものになりました。
これら日々発表される最新のトピックスを読んで理解できるようになるために、
本書の前半部で天文衛星が捉えた画像を交えながら近年話題になったトッピックスを紹介しつつ、
星や星座・宇宙について学術的なことを解説します。
後半部では、実際に星空観察をしたときに役立つ情報を掲載します。
本書を通して、星や星座、宇宙について広く知識を得ることができ、小学生から大人まで楽しめる一冊です。
●2018年は天文現象の当り年
2018年に最も注目すべき天文現象は、7月31日に起こる「火星の地球への大接近」です。
火星が地球に、ここまで接近するのは2003年以来で、以後2035年まで起こりませんので、絶対に見逃せません。
そのほか2018年には、皆既月食が2回、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群が最良の条件で観測ができます。
さらに、12月になると天体望遠鏡や双眼鏡を使わず肉眼で観測できる、ビルタネン彗星が夜空を彩ることになります。
藤井 旭[フジイ アキラ]
著・文・その他
内容説明
日食や月食、火星の大接近、そして流星群や彗星の出現など、天文現象の起きるしくみと日時を解説。宇宙の誕生からビッグバン、そして宇宙の構造、重力レンズ、宇宙の年齢、ビッグバン、ダークエネルギーなど、研究が続く宇宙のなぞにせまる。月面マップ・火星マップ掲載。
目次
第1章 太陽系の天体(太陽系;水星 ほか)
第2章 星の一生(太陽;星の一生 ほか)
第3章 銀河と宇宙(天の川銀河(銀河系)
銀河の衝突 ほか)
第4章 星と星座(星座の歴史;星座一覧表 ほか)
第5章 天体観測(天体望遠鏡;天体写真 ほか)
著者等紹介
藤井旭[フジイアキラ]
1941年山口市生まれ。多摩美術大学デザイン科を卒業後、星仲間たちと共同で那須高原の一隅に白河天体観測所を、南半球のオーストラリアにチロ天文台を作り、天体写真の撮影などに打ち込む。天体写真の分野では、国際的に広く知られている。天文関係の著書も多数。1983年、アメリカのローウェル天文台でB.A.スキッフ博士が発見した小惑星3872番は、Akirafujii(アキラフジイ)と命名されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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