成美文庫
西郷隆盛―天が愛した男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784415402574
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

出版社内容情報

維新の一番の立役者、西郷の生涯を深い洞察力で描く著者渾身の一冊。貧しい下級武士の家に生まれた西郷の人間力に迫る物語。

内容説明

時は安政5年(1858)、ペリー来航から5年。西郷吉之助は藩主の斉彬に見出され、その手足となって江戸・京の町を奔走していた。しかし、突然斉彬が死んだ。絶望する西郷に待っていたのは2度の島流し。それでも、時代が人が西郷を放っておかない。元治元年(1864)、禁門の変で見事な復活を見せると、薩長同盟、戊辰戦争と表舞台のど真ん中で躍動するのだった。会う人会う人をその大きな度量で魅了する唯一無二の人、西郷の生きざまを深い洞察力で描く。

目次

1 藩主島津斉彬との出会い
2 奄美大島の日々
3 沖永良部島への遠島
4 久光の中央政界進出
5 指揮官、西郷の登場
6 勝、坂本との出会い
7 倒幕への道
8 大政奉還に戸惑う
9 戊辰戦争から城山終焉

著者等紹介

童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東海大学附属旧制中学卒業。海軍少年飛行兵の特攻隊に入隊。戦後、東京都に入都、広報室長、企画調整局長、政策室長等をつとめ、1979年退職。都庁在職中は、美濃部亮吉都政3期12年の知事のスピーチライターとして支え、都庁首脳として活躍した。第43回芥川賞候補。日本文芸家協会・日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kiyoboo

24
大河ドラマが気になって読んでみた。あとがきで筆者が述べているように「西郷隆盛の入門読本」という捉え方で構成されている。「略した部分は別な本や資料を探索してください」というのがいかにも筆者らしい。西郷は藩主との折り合いが悪く、何度も島流しされる。しかし、時代が人が表舞台に呼び寄せる。どちらかと言うと豪快でまっすぐに突き進むイメージだが、意外と慎重で「情」の人であった。明治のいわゆる国造りには参加しないし、大村益次郎の西洋式の軍隊を見て、引き際を悟るあたりに西郷の人柄を感じる。童門冬二が書くとやはりいい。2018/04/10

ちひろ

3
大河の予習、復習に最適でした

Ken Aura

2
読みやすくわかりやすかったが、終盤は少し駆け足な感じがした。次はさらに詳しく書いた本を読んでみたい。2018/01/22

Ken

2
西郷隆盛の情深かさがわかる一冊。2017/11/17

Rinapunzely

1
話のすすみのテンポもよく読みやすい。西郷さんの、器の大きさがわかる。至誠を貫く。かっこいい。2020/06/21

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