内容説明
東京都の学校改革の実態と、そのなかで試行錯誤している先生方の実態を紹介。そして、どのような先生が苦戦してしまうのか、改革の際に必要なものは何なのかを検討します。それを大きな変化のなかで、教師という生き方を通して自分の人生を充実させようとしている、東京の普通の先生方の心のライフラインを紹介しながら展開します。
目次
1章 今、なぜ教師たちが厳しいのか(学校現場の大きな三つの変化;「学校ストレス」と「教職のやりがい感」との関係 ほか)
2章 中堅・ベテラン教師が戸惑う三つの変化(激動の年の始まり―今までの常識が覆されて;学級経営の難しさと教育改革のなかで ほか)
3章 中堅・ベテラン教師の悩みの底にあるもの(教師批判の署名が回って担任を持ち上がれず…;すでに引退選手のような自分は… ほか)
4章 中年期以降の発達課題を克服する現役教師(今やらなければならないこと;マイベストの教師生活を送っている先生の事例 ほか)
著者等紹介
河村茂雄[カワムラシゲオ]
都留文科大学大学院教授、日本カウンセリング学会常任理事、日本教育心理学会理事、日本教育カウンセラー協会岩手県支部長。筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了、博士(心理学)。15年間公立学校教諭および教育相談員を経験し、東京農工大学講師、岩手大学助教授を経て、現職。論理療法、構成的グループエンカウンター、ソーシャル・スキル・トレーニング、教師のリーダーシップと学級経営について研究を続ける。学生、教師、社会人を対象にカウンセリング、構成的グループエンカウンターのワークシヨップを定期的に実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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