出版社内容情報
ダ・ヴィンチ、モーツァルト、ベートーヴェン、ゴッホ、ピカソ……本書は芸術家や名作の本当のすごさを、簡潔明瞭に解説。バロック、ロマン、古典主義、印象派…分かっているようで説明できない言葉からマニアしか知らない話題まで網羅した決定版!
内容説明
100のキーワードで、絵画史、音楽史に名を遺す芸術家と、その作品の「すごさ」の秘密を簡潔明瞭に解説。分かっているようで説明できない言葉からマニアしか知らない話題まで網羅した決定版!
目次
第1部 西洋絵画(ルネサンス―芸術が歴史を変えた;バロック―「美しくない美術」の始まり;ロマン主義へ―芸術は自由を求める;印象派―現代に直結する芸術革命の前後;二十世紀の美術―「なんでもあり」の時代)
第2部 クラシック音楽(バロック革命―ルネサンスからバロックへ;古典派―モーツァルトとベートーヴェンの時代;前期ロマン派―「形式」からの自由;後期ロマン派―音楽とナショナリズムと;二十世紀の音楽―消えた聴衆)
著者等紹介
中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年、東京都に生まれる。早稲田大学第二文学部卒業。出版社IPCで『シャガール』『ロシア・アヴァンギャルド作品集』等美術書を編集。アルファベータ代表取締役編集長(2014年まで)として、「クラシックジャーナル」や音楽家・文学者の評伝などを編集・発行。クラシック音楽、ポップス、歌舞伎など文化・芸術関連の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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m
4
美術とクラシック音楽の大まかな流れがわかる。読みやすいがすぐ記憶から抜け落ちそう。ベートーヴェンとサティとマーラーが気になる。2020/03/19
trazom
4
自分は、画家でも音楽家でもないから「先生が生徒に向けて書いた」ものではなく「先輩が後輩に向けて書いた」ものだと思って読んでほしいという著者のスタンスが成功しているわかりやすい読み物である。絵画史の場合、前時代を否定して、次の主義や様式が始まっているが、音楽史では、前時代を否定するのではなく、一つの流れとして発展してゆくという指摘は、なるほどと思う。2017/12/07
きゃる
1
絵が前にまとめられているので、いちいち戻らないといけないのが手間。カラーだと印刷料金の兼ね合いがあるから、こうした方がコストは少なくて済むから仕方ないともいえるが、読みにくい。音楽は私の知識が少なくて、もっと知識がないとダメだな。でも歴史の勉強になりました。2024/03/26
かん
1
美術については何となく知っていたけど、最近興味を持った音楽は時代について知識がなかったので、読んでみた。 少しだけ音楽の流れがわかった。 2019/01/21
愛理ちゃん88
1
絵画の場合、前時代を否定して、次の主義や様式が生まれるが、音楽におけるロマン主義は、古典派を否定したわけではなく、それを発展させたと捉えたほうがいい。 企画は買いの本でした。 2017/08/14