内容説明
江戸の「町」の読みはマチ?それともチョウ?都内の道路混雑の元をつくった張本人は、徳川家康。「吉祥寺」というお寺が吉祥寺になく、文京区にあるワケは…兜町の「兜」は、誰がかぶっていたものか?学校では教わらない「地図」の楽しい読み方。東京の水は昔から「ミネラルウォーター」だったって、知ってる?上野の西郷さんが見ている方角は、江戸城それとも鹿児島?明治維新後、大名屋敷は何に再利用されたか?日本初のスーパーマーケットが青山に誕生した当然の理由。二三区の名前は、賞金付きの公募で決まったという意外な事実「江戸」と「東京」の魅力がギッシリ詰まった一冊。
目次
1章 江戸を歩く(日本橋が二〇回も架け替えられたその理由とは;江戸城の石垣は一体、どこから運ばれてきたのか?;東京の坂でもっとも古い「車坂」の名前が消えたワケ ほか)
2章 明治・大正を歩く(実は「銀ブラ」は銀座をブラブラすることではなかった!;東京駅が西向きにつくられた本当の理由とは?;伊豆諸島の管轄が東京都になった驚きのワケ ほか)
3章 昭和を歩く(環状道路の幅が予定より狭くなったのは、実はマッカーサーのせい?;なぜ日本橋界隈に地方銀行が多く建っているのか?;明治通り・昭和通りがあって、「大正通り」がないのはなぜ? ほか)
著者等紹介
正井泰夫[マサイヤスオ]
立正大学名誉教授。1929年東京生まれ。53年、東京文理科大学(現筑波大学)卒業。60年、ミシガン州立大学大学院博士課程修了、博士(地理学)。62年、東京文理科大学理学博士。お茶の水女子大学教授、筑波大学教授、立正大学教授を歴任。元日本国際地図学会会長。日本地理学会名誉会員。元日本地理教育学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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