うたごえの戦後史

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520642
  • NDC分類 767.4
  • Cコード C1021

出版社内容情報

民主主義はうたごえに乗って、戦後史に新たな視角を切り拓く意欲作うたうこと、それはまずは娯楽であり、同時に常にそれ以上の何かでもあった。戦時には動員の手段として、戦後には市民運動や社会闘争の現場で、民主と平和の理念を担い、うたごえは響いていた。本書では日本近代以降、とくに敗戦から現在にいたる「合唱」の歴史を追う。うたごえ運動、おかあさんコーラス、合唱映画…。戦後史に新たな視角を切り拓く意欲作。

序章 「うたう」近代の幕開け

第1章 レクリエーションのための歌――戦時体制のなかで
  日中戦争前後の音楽
  厚生運動のなかの合唱
  職場のなかでの合唱――清水脩
  合唱運動の現場から――秋山日出夫と津川主一

第2章 一緒に歌う合唱と民主主義
  全日本合唱連盟の設立――「下から」わき上がったのか、「上から」組織されたのか
  教育現場のなかで
  戦前/敗戦後の価値観の揺れ
  労働と職場の歌
  高度経済成長と合唱

第3章 うたごえ運動の歴史
  うたごえ運動の始まり
  その政治性と社会運動との関わり
  どのような曲が歌われたのか
  みんなで一緒に歌うことの意味
  うたごえ運動をめぐる官民の対立

第4章 おかあさんコーラスの誕生
  おかあさんコーラスの誕生
  おかあさんコーラスブーム
  その後のおかあさんコーラス

第5章 メディアに見られるうたごえ
  戦時と敗戦・民主主義の混沌
  合唱の効果から個人に閉じる合唱へ
  合唱のイメージとみんなで歌うことの意味
  おかあさんコーラスが歌うこと
  合唱が持っている力

終章 うたごえの戦後史――まとめにかえて

あとがき

河西 秀哉[カワニシ ヒデヤ]
1977年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、神戸女学院大学文学部准教授。 著書 『「象徴天皇」の戦後史』(講談社選書メチエ、2010年) 『皇居の近現代史 開かれた皇室像の誕生』(吉川弘文館、2015年) 『明仁天皇と戦後日本』(洋泉社歴史新書y、2016年) 編著 『戦後史のなかの象徴天皇制』(吉田書店、2013年) 『日常を拓く知2 恋する』(世界思想社、2014年)

内容説明

うたうこと、それはまずは娯楽であり、同時に常にそれ以上の何かでもあった。戦時には動員の手段として、戦後には市民運動や社会闘争の現場で、民主と平和の理念を担い、うたごえは響いていた。本書では日本近代以降、とくに敗戦から現在にいたる「合唱」の歴史を追う。うたごえ運動、おかあさんコーラス、合唱映画…。戦後史に新たな視角を切り拓く意欲作。

目次

序章 「うたう」近代の幕開け
第1章 レクリエーションのための歌―戦時体制のなかで
第2章 一緒に歌う合唱と民主主義
第3章 うたごえ運動の歴史
第4章 おかあさんコーラスの誕生
第5章 メディアに見られるうたごえ
終章 うたごえの戦後史―まとめにかえて

著者等紹介

河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、神戸女学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

2
日本における合唱の戦後史を綴るという視点に惹かれて手にするも、失望を禁じ得ない一冊。そもそも、「うたごえの戦後史」を描くのに、グリークラブなどの男声合唱、学園紛争と合唱活動、NHK学校音楽コンクールの役割、郡山市などの合唱を通じた街づくり、高田三郎などの日本の作曲家による合唱名曲の誕生など、記すべきことはまだまだいっぱいあるはずなのに、「うたごえ運動」「おかあさんコーラス」の二つだけで「戦後史」と名乗っているのは詐欺である。いいテーマだから、しっかり取材すれば、興味深いルポルタージュになるのに…。2016/12/21

tnk

1
戦前に合唱を通じてファシズムに協力した音楽家らが、戦後は平和主義国家における合唱の効能を説くという変わり身の速さに驚く。「音楽の力」とはよく言うが、転ぶ方向によっては大変危ない。2023/01/06

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