シベリア抑留者たちの戦後―冷戦下の世論と運動 1945‐56年

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シベリア抑留者たちの戦後―冷戦下の世論と運動 1945‐56年

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520598
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C1021

出版社内容情報

抑留問題は実態解明がまだまだ不十分である。本書は、従来手つかずだった抑留者及び遺家族の戦後初期(1945-56年)の運動を、帰国前の「民主運動」の実態や送還の実情も含めてトータルに描く。帰還者団体の機関紙、日本共産党文書、ロシア公文書館資料、関係者へのインタヴューをもとに実証的に分析したものである。シベリア抑留史のみならず戦後史としても貴重な研究であり、待望の一冊といえる。

【著者紹介】
1945年福島県生まれ。 東京大学法学部卒業。 東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。成蹊大学法学部教授。専門はソ連政治史、日ソ関係史。 著書に『スターリニズムの統治構造---1930年代ソ連の政策決定と国民統合』(岩波書店、1996年)、『戦間期の日ソ関係----1917-1937』(岩波書店、2010年)ほか。

内容説明

抑留問題は実態解明がまだまだ不十分である。本書は、従来手つかずだった抑留者及び遺家族の戦後初期(1945‐56年)の運動を、帰国前の「民主運動」の実態や送還の実情も含めてトータルに描く。帰還者団体の機関紙、日本共産党文書、ロシア公文書館資料、関係者へのインタヴューをもとに実証的に分析したものである。シベリア抑留史のみならず戦後史としても貴重な研究であり、待望の一冊といえる。

目次

第1章 シベリア抑留概観(日ソ戦争―捕虜と抑留者;収容所の運営と虜囚生活;反軍闘争と「民主運動」;帰還者と死亡者)
第2章 抑留報道と帰還者運動(『毎日新聞』の抑留・帰還報道;帰還者の国会証言と論争;帰還者と家族の運動)
第3章 共産党と帰還者運動(共産党の帰還者対策;共産党系の団体;共産党とモスクワ)
第4章 シベリア抑留者群像(ソ連エージェント;ソ連残留者たち;抑留の語り部たち)

著者等紹介

富田武[トミタタケシ]
1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。成蹊大学法学部教授。専門はソ連政治史、日ソ関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

9
シベリア抑留者の回想は多数が残されているにも拘らず、学術的な研究は21世紀に入るまで本格化することがなかったという。これは、事象として広く知られ熱心に語られる反面、イメージの独り歩きが生じやすい不健全な状態が続いていたことを意味する。本書はそうしたギャップを埋める試みの一つで、当時の政治・社会状況の中に抑留者とその運動を位置づけようとする労作。ソ連側の公文書から日本のマスコミ報道、議会記録、日本共産党や各種引揚者団体の機関紙など広範な資料が用いられている。2024/03/25

takao

2
ふむ2022/12/24

samandabadra

2
日本に帰ってきてどうなったの?というのは知りたいことではあったので、帰国後の共産党に賛同したものとそうでないものの人生模様がそれなりにわかってよかった。捕虜体験記をこれから読もうとしているところだが、編纂者(中心人物)と編纂方針がわかったのもプラス2021/03/19

Rick‘s cafe

1
シベリア抑留は最長で11年にも及び、60万人に上る人々が体験した。しかし2010年代に入るまで、日露双方の史料を用いた学術研究が日本ではほとんどされなかった。本書の著者はそんな日本におけるシベリア抑留研究の第一人者であり、1945年から1956年という戦後の日本社会の激変とともにシベリア抑留の捉えられ方が如何に移ろったのかを克明に映し出している。冷戦構造がシベリア抑留をより複雑なものにしていることがよくわかる。2021/08/13

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