出版社内容情報
はじめに──宗教の四段階構造論
第1部 祖先崇拝の論理
フュステル・ド・クーランジュ『古代都市』
加地伸行『儒教とは何か』
柳田國男『先祖の話』
第2部 宗教の基礎理論
ロバートソン・スミス『セム族の宗教』
ジェイムズ・G・フレイザー『金枝篇』
エミール・デュルケム『宗教生活の原初形態』
ジークムント・フロイト『トーテムとタブー』
コラム1 「フィクション」という概念
第3部 中世における政治と宗教
マルセル・パコー『テオクラシー』
エルンスト・H・カントーロヴィチ『王の二つの身体』
菊池良生『戦うハプスブルク家』
井筒俊彦『イスラーム文化』
コラム2 政治神学とは何か
第4部 近代の国家・社会・宗教
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』
マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
森孝一『宗教からよむ「アメリカ」』
村上重良『ほんみち不敬事件』
南原繁『国家と宗教』
コラム3 キリスト教を理解するには
第5部 個人心理と宗教
フリードリヒ・シュライアマハー『宗教について』
ウィリアム・ジェイムズ『宗教的経験の諸相』
アンリ・エレンベルガー『無意識の発見』
ラルフ・アリソン『「私」が,私でない人たち』
E・キュブラー・ロス『死ぬ瞬間』
第6部 シャーマニズムの水脈
ミルチア・エリアーデ『シャーマニズム』
I・M・ルイス『エクスタシーの人類学』
上田紀行『スリランカの悪魔祓い』
コラム4 心霊現象と多重人格
第7部 人格改造による全体主義的コミューンの形成
ハナ・アーレント『全体主義の起原』
チャールズ・リンドホルム『カリスマ』
米本和広『洗脳の楽園』
コラム5 現代における究極的イニシエーション
第8部 新興宗教・カルトの問題
横山茂雄『聖別された肉体』
小川忠『原理主義とは何か』
大田俊寛『オウム真理教の精神史』
【著者紹介】
1974年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。現在は埼玉大学非常勤講師。著書に、『現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇』(ちくま新書)、『オウム真理教の精神史 ロマン主義・全体主義・原理主義』(春秋社)、『グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション』(春秋社)がある。
内容説明
オウム真理教事件の蹉跌を越えて、宗教について体系的に思考するための30冊。気鋭による渾身のガイド。
目次
第1部 祖先崇拝の論理
第2部 宗教の基礎理論
第3部 中世における政治と宗教
第4部 近代の国家・社会・宗教
第5部 個人心理と宗教
第6部 シャーマニズムの水脈
第7部 人格改造による全体主義的コミューンの形成
第8部 新興宗教・カルトの問題
著者等紹介
大田俊寛[オオタトシヒロ]
1974年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。現在は埼玉大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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