もうひとつのジェノサイド長春の惨劇「チャーズ」

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もうひとつのジェノサイド長春の惨劇「チャーズ」

  • 遠藤 誉【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 実業之日本社(2022/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408650241
  • NDC分類 916
  • Cコード C0030

出版社内容情報

中国革命戦の裏で葬り去られた
惨劇「チャーズ」の真実を人類史に刻む――。
作家・佐藤愛子氏、推薦!
「これは、もうひとつのウクライナだ」  

いま、世界中が注目するウクライナ侵攻。
ロシアによるジェノサイドともいうべき
残虐な場面の報道を見るたび、
中国研究家の遠藤誉氏は
幾重にも重なる餓死体の上で野宿した 
幼少期の恐怖体験を思い起こす――。

******

1947年、中国共産党は
国民党軍と激しい内戦を繰り広げていた。

「長春を死城たらしめよ」

この毛沢東の指令により、
国民党が占拠する長春市は食糧封鎖され、
市民数万人が餓死する事態へ追い込まれたのである。

かつて長春で「もうひとつのジェノサイド」=「チャーズ」
があったことを知る人は少ない。
チャーズ生存者も、もうそう多くはいない。
その数少ない生き証人の一人が著者・遠藤誉氏である。

「私には『もうひとつのジェノサイド』を
人類の歴史に刻み込む使命がある。
亡くなられた方たちはゴミくずのように捨てられ、
『チャーズ』の事実そのものが葬られていったからだ」

中国共産党が封印し続ける惨劇「チャーズ」。

「これは、もうひとつのウクライナだ」と、
あの大作家・佐藤愛子氏も激賞する
魂の実録・ノンフィクション。

内容説明

1948年、中国革命戦争の最中毛沢東は長春市を包囲。食糧封鎖された長春の罪なき民数十万人が餓死することとなった…。隠蔽され続ける、中国革命戦の惨劇。餓死体の上で野宿させられた少女の魂の叫び―。

著者等紹介

遠藤誉[エンドウホマレ]
1941年中国長春市生まれ。1953年日本帰国。中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱるる

43
図書館リクエスト本。また一つ素晴らしい本に出会えました。ラジオのインタビュー番組で作者とこの本のことを知りました。読了後、あまりの衝撃にしばし放心状態でした。1941年中国長春市生まれの作者が1945年終戦後から1953年に中国から出国するまでの事実と心象風景を丁寧にときに散文詩のように記されています。 7歳の時に見た地獄絵さながらの「チャーズ(包囲網)」=「もうひとつのジェノサイド」の葬られた事実を人類の歴史に刻むためにPTSDに耐えながら書かれました。どうか多くの人の手に届きますように🙏2023/02/11

KEI

26
前作もそうだが、読了後は放心してしまう。1941年中国長春市生まれの作者が1945年終戦後から1953年に中国から出国するまでを記録されている。作者をPTSDにまで追いやった「卡子」(チャーズ)という多くの方には知られていないジェノサイドのおぞましさが、今のウクライナへの侵略にも繋がる。ただ、違うのは後者は報道されて海外へも知られているがチャーズは殆ど知られていない30万人もの餓死者を出したジェノサイドだ。著者は言う、知られている事は鎮魂となると、チャーズを知る事が鎮魂となるのら多くの方に読んでもらいたい2023/10/08

ちゃま坊

19
イスラエルが今やろうとしていることは、かつて中国共産党が長春でやったジェノサイドと同じ。水、食糧、電気を止められた柵の中で、多くの一般市民が飢え苦しみながら死んだ歴史を世界は知るべきだ。包囲されてから数週間で飢餓地獄が始まり、略奪、病死、餓死、共食いという経過をたどる。ウクライナやパレスチナで惨劇が起こるたびに、悪夢を思い出した著者が今もPTSDに悩まされている様子が文面から伝わる。小説「大地の子」と違ってこちらはノンフィクション。#長春包囲戦2023/10/17

フンフン

7
チャーズについては山崎豊子の『大地の子』で知った。そのもとになった体験者による記録である。著者は、山崎に対して盗作として訴訟まで起こしたのだが、小説を書くのに参考文献を逐一掲載する必要はないという司法判断で斥けられた。山崎の小説はフィクションだが、これは事実そのままの記録である。とくに家族同然のM家の人々と引き裂かれたことは著者の父にとってつらいことだった。父親は少し生活が落ち着いた際にM家の最後の生き残り、長女の妙子ちゃんを探し出したのだが、面会を拒絶される。しかし、年月を経て妙子ちゃんは帰国できた。2023/10/30

Balmoral

4
1945年から1953年頃まで日中戦争後の中国での子供時代の体験を綴った本。略奪、暴力、裏切り、憎しみ、恐怖、いじめの中で生き延びた著者だから書ける内容。多くの人から見ればお人よしかもしれない著者の父の生き方も印象に残る。2022/08/22

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