内容説明
名古屋国際空港のターミナルビル内で、旅行先の中国から帰国したばかりの男性客が激しい咳をして突然倒れた。医師の東堂貴子が調べると、きわめて毒性の強い新型インフルエンザのウイルスに感染していることがわかった。このままウイルスが国内に蔓延すると、少なくとも数百万人が命を落とす危険がある。発生源を突き止めるため、貴子は調査チームとともに中国へ飛ぶ。だが、現地では想像を絶する光景が生じていた。同じころ、アメリカのホワイトハウスでも感染者が見つかって―衝撃の近未来サスペンス。
著者等紹介
子竜螢［シリュウケイ］
１９５４年１１月２５日、富山県高岡市生まれ。会社員や商店経営を経て、１９９６年『不沈戦艦紀伊』（全１６巻学研刊）でデビュー。ほか、おもな著書は４０作品を超え、大胆な展開ながらも細やかな人間模様の描きこみで多くのファンを魅了。第２回の「歴史群像大賞」（学研主催）では、奨励賞を受賞した。現在、「ＦＭラジオたかおか」のパーソナリティーとしても活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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