内容説明
日本3大松原のひとつ、福井県気比の松原で退職間近の敦賀市職員が殺されて発見された。その手には「藤早苗」の文字の書かれた雑誌の切り抜きが遺されていた。そして犯人が捕まらないまま捜査も行き詰まった半年後、武生市役所に夭折の天才画家・佐伯祐三の未発表作品を寄贈したいと、謎の女が訪ねてきた。だが、その名画を引き取りに出かけた職員が謎の失踪を遂げ、さらに同僚の女性職員も行方不明に…。上島警部と推理作家吉本紀子が、恐るべき奸計に挑む。
著者等紹介
石川真介[イシカワシンスケ]
福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部法律学科卒。現在、トヨタ自動車(株)生技管理部門で活躍中。平成3年、処女長編「不連続線」(光文社文庫)で第2回鮎川哲也賞を受賞。TV東京ドラマ化『女と愛とミステリー』2回。福井県ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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