内容説明
夕刊サンの記者可能克郎は、編集長の命令で人気考古学者・滑川の原稿を受け取るため津軽半島まで出かけることになった。そこで滑川の講演会と津軽三味線のイベントが行われるのだ。しかし、そこで彼を待っていたのはやり手のイベントプロデューサー大塔寺燃と妹の倫だった。わがままな学者先生と人を人とも思わない超絶美人姉妹に翻弄されつつも、何とか原稿を間に合わせたい克郎だが、とうとう殺人事件に巻き込まれ―。
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
名古屋市に生まれる。NHKのプロデューサー、脚本家を経て作家デビュー。『アリスの国の殺人』で日本推理作家協会賞受賞。「迷犬ルパン」シリーズ(光文社)で人気を博し、また旅行作家としても活躍中
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