内容説明
下呂温泉フェスティバルの目玉企画、温泉資料館のオープニングイベントの司会として元アイドル・中川泉は故郷に戻ってきたが、開館式直前、理事長の竹浪が車ごと失踪。深夜になって温泉で死んでいるのが発見された。絞殺だった。警察は同時に失踪した運転手を追うが、まったく手がかりはない。一方、泉はイベントの代替として推理作家・吉本紀子のサイン会を企画する。ところが、サイン会当日、今度は泉が行方不明に!彼女は資料館に展示された写真を手がかりに、何者かに会いに出かけたらしい。紀子と上島警部が事件解明に乗り出すが…。
著者等紹介
石川真介[イシカワシンスケ]
福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部法律学科卒。現在、トヨタ自動車(株)生技管理部門で活躍中。平成3年、処女長編「不連続線」(光文社文庫)で第2回鮎川哲也賞を受賞。TV東京ドラマ化『女と愛とミステリー』2回。福井県ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。