内容説明
吹雪の穂高で、一組のパーティーが消息を絶った。下山予定日を過ぎても連絡が取れないのだ。直ちに救助隊が組織された。東京からも、パーティーのメンバーの友人たちが捜索に加わった。しかし、その中の一人が、捜索の途中で姿を消した。新たな遭難事件の発生か、と救助隊は色めきたった。しかし、ちょうどその頃、姿を消した男の友人が東京で殺害された。遭難事件と殺人事件との間になにか関連があるのだろうか。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、「九月の渓谷で」で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している
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