実業之日本社文庫<br> ビタースイートワルツ―Bittersweet Waltz

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実業之日本社文庫
ビタースイートワルツ―Bittersweet Waltz

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784408553054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

弓島珈琲店の常連、三栖警部が失踪した。事情を察した店主のダイと仲間たちは捜索に乗り出すが……。苦く甘い珈琲店ミステリー。

内容説明

2000年、39歳になった“弓島珈琲”店主の私(弓島大)の元に二つの事件が舞い込んだ。ダイの恩人であり常連客でもある三栖警部が、“ダイへ”というメッセージを残して失踪。店を手伝う女子大生・あゆみからは、親友と連絡が取れないと相談される。ダイと常連客の純也が調べ始めると、暴力団組長・松木の影が―。甘く苦い過去をめぐる珈琲店ミステリー。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社退社後執筆活動に入り、2003年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

35
通称ダイ・シリーズ3作目。「感想履歴」によれば「2016年9月27日、函館市中央図書館から借りて」以来の再読。定年まで半年余り。結構忙しかったはずのそんな時にも、なんとか本は読めていたようで、なにより。単なる偶然でしかないのだが、案外、今頃に読みたくなる本なのかもしれない。「甘く苦い過去をめぐる喫茶店ミステリー」の本書は、2000年4月から始まる物語。1作目『モーニング』は本書から数えて6年後の2006年で、2作目『コーヒーブルース』は1991年の物語。いよいよ、終了ではないが一区切りであるらしい次作へ。2020/09/25

はやっしー

29
ダイシリーズ第3弾。今回は三栖刑事やあゆみちゃんの親友の梨香ちゃんが行方不明に。それぞれダイのところに捜索依頼。で、この二つの行方不明事案が一つに繋がります。前作で中学生だったあゆみちゃんが女子大生なうえにダイにゾッコン(古っ)純也がゲームのシナリオライターとして成功してたり橋爪さんが更生してたり。色んな変化が楽しい。そして本作のテーマとも言える親友との繋がり。特に三栖さんと松木さんの関係にはグッときました。最後の松木さんから三栖さんへの贈り物にウルッ。続編ではまた淳平達が集結するらしい。楽しみだ~!2016/09/08

ぐりぐら

28
今作で弓島珈琲店シリーズも3作目。前作から9年が経ちダイも40歳。相変わらずお店には気の置けない仲間たちが集い良い雰囲気です。普通の喫茶店のはずが今回も事件が持ち込まれるパターンですが、お決まりなのだけど今作も楽しく拝読致しました。自作できっとダイも50歳。そろそろ家族が増えたりしてるのかな〜とお婆ちゃん目線で次巻を楽しみにしています。2017/07/04

kei@名古屋

28
このシリーズ意外に刺さるんだよなぁ。それだけ青春の後ろ姿に未練があるのでしょうか。事件は主人公ダイの家に下宿する刑事三栖と、ダイを慕う女子大生のあゆみの親友の二人が失踪するところから始まり、ここへ収束していくか?という地点へたどり着く。どの作品も切ない色を見せるこのシリーズですが、今回の終わり方はすごく好きです。四作目も早く文庫化しないかなぁ2016/08/28

Pure

27
モーニングのシリーズ物だったのですね。知らずに読んでしまいましたけど特に支障は無し。もろに小路節炸裂という感じの本でした。ミステリーですが推理の論拠は甚だ弱く、謎解きを楽しむ本ではないと思います。ストーリーを楽しむ本ですね。そう言った意味に於いて小路節が好きな私には嬉しい本でした。小路さんの世界観に浸れるのが心地よく楽しかったです。小路さんが合わないという方にはお薦めしませんよ(笑)。2019/05/16

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