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この指とまれ―GONBEN

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  • サイズ B6判/ページ数 401p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535111
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

美貌の女子大生・椙浦夏子は、稼いだバイト代全てを貢いだ恋人を、社長令嬢・日ノ原麗華に奪われた。「お金持ちになって、あのふたりを見返してやる!」と誓う夏子は、大学の同級生で体育会スキー部に所属する鹿沼歩、父親が会社で不正を働いて逮捕されたスキー部の後輩・吉田博貴、夏子がバイト先のキャバクラで知り合った長谷川夏樹らを仲間に加え、詐欺グループを結成する。学生サークルのノリでカモを騙す計画を練る彼女たち。数多の犯罪の成功に味をしめ、より大物をターゲットに定めるうちに、いつしかヤクザや警察を敵にまわすことになって…。狐と狸の化かし合い。悪魔は誰に微笑むか。

著者等紹介

小川勝己[オガワカツミ]
1965年、長崎県生まれ。2000年、『葬列』で第20回横溝正史賞を受賞し、デビュー。翌年刊行された『彼岸の奴隷』と合わせ、クライムノベルの新しい旗手として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

19
登場人物が多い割にわかりやすい設定で、すっと心に入ってきた。詐欺という犯罪に染まっていく普通の人達。スピード感もあり一気読みだったが、最後が呆気ない。これはこれでいいのかもしれないが、なんか腑に落ちない。2014/10/16

sena

7
若者達の詐欺グループ。騙すのか騙されるのか。スッキリ痛快コンゲームではない物語。2012/11/25

燕(つばめ)

5
大学生詐欺グループの犯罪の全容なのだが、話が前後して分かり難いし登場人物が多すぎると感じた、凡庸な作品で残念、彼岸の奴隷みたいな登場人物がぶっ飛んでる作品が小川勝巳に相応しいと思うのは自分だけだろうか?2021/06/25

ひとまろ

5
この著者の作品ははじめてだったが まぁそれなりに面白かった。 ただ読後にスッキリって感じでもない。 ひねったストーリーにしているんだろうが あと少しひねった方がいいような気もする。 携帯のメモリーを一つずつ削除するシーンでは 現代の人とのつながりの薄さを象徴しているようだった。 ちなみにタイトルの『ごんべん』とは詐欺の隠語のようだ。 2013/09/09

hannahhannah

3
大学生が詐欺グループを結成し、順調に金を奪っていくが次第にヤクザや警察に狙われるようになり・・。面白かった!80年代のサークルのノリも、スピーディな展開も、どんでん返しも。伏線もしっかりあったし。2015/05/31

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