内容説明
豊臣秀吉の立身出世を支えた“謎のおじさん”!?頓智、洒落、機転を利かせて秀吉を天下取りへ導いた男。著者が温めつづけてきた“夢のまた夢”を描く、抱腹絶倒の長編ユーモア歴史小説。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東京都庁にて知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長などの要職を歴任。退職後、作家活動に入る。歴史に見る組織と人間を独特の筆致で描き出すその手法は、読者に感動と教訓を与え、歴史小説として高い評価を集めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あここ
1
日本史音痴やけど読んでみた。秀吉さんの生涯でした。この世のものではない曽呂利さんの目を通して秀吉さんと接してるのが面白かったし分かりやすかった。戦国時代ってもっとギスギスドロドロやったろうけど、実体曽呂利さんがとぼけた人やったんでふんわり感。秀吉さんも童心忘れてなくって、天下統一!!なんて雰囲気ではないんやけどなぁ。誰についたら得か・・・ってみんなが心隠して付き合ってるんが怖い。駆け引きできんと死活問題。。曽呂利さんの知恵もあるけど、それを使う器量がないと無駄。欲を出したらあかんね。。落ちてくのも早い・・2012/03/23
フックン
1
秀吉の御伽衆・曽呂利新左エ門。どうやらいたらしいと、その存在すら疑われていますが、逸話が多い人物で、落語家の始祖とも呼ばれている人です。本編の曽呂利はホトケの命令で秀吉を天下人にするために下界に下りてきたという奇想天外な設定です。桶狭間や本能寺などはささっとふれられるくらいで、人間・秀吉との軽妙なふれあいがメインになっています。歌会などの描写に力をいれたりと従来の戦国ものでは見られない視点が面白かったです。全体的に明るいトーンも◎。違った視点で戦国ものを楽しみたい方はご覧ください。2011/02/15
あんさん
0
また知らない歴史の知識が読めるかと思っていたが、どちらかというとファンタジー的な作品だった。2015/09/06
あ子
0
あの世の人という設定なのだから 思い切り創作話とわかっていても 史実も多く含まれて 本当にこんなことあったの?と思わせてしまう しかし罪なホトケ様だこと2014/02/08
だっち
0
★★☆☆☆2019/09/08