内容説明
夏、巨人‐阪神戦のプラチナチケットを得た志垣警部と和久井刑事は、東京ドームで観戦後、隣接した温泉施設「ラクーア」に立ち寄る。数時間後、ひとりの男がすぐ近くで殺された。死体はタイガースのユニフォーム姿で、なぜか下着をつけておらず、奇妙なことに左手に腕時計を二個はめていた。被害者は健康食品会社の関西支社に勤務する猛烈な虎党。にわか阪神ファンとなった志垣は事件を追うが、すぐさま第二の殺人が大阪で起こった。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て1990年、専業作家に。志垣警部・和久井刑事をはじめ、朝比奈耕作、永室想介、烏丸ひろみの各推理作品シリーズ、『樹海』『Black Magic Woman』などのホラー作品、さらには英語学習の著者から舞台脚本など、個性的かつ精力的な執筆活動を展開
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