内容説明
液晶テレビ、携帯電話などのIT製品、ハイブリッド自動車などのモーター、太陽電池など、幅広い分野で需要が拡大しているレアメタル。さらに新元素は増え、周期表は進化を続ける…世界の経済を大きく左右する“元素”と“周期表”のドラマ。
目次
第1章 元素と周期表のしくみ(元素とは何だろう?;物質の違いは何から生ずるのか? ほか)
第2章 宇宙における元素合成(物質の生成は「ビッグバン」から始まった!;宇宙の歴史の始まり―4つの力の分化と核子の生成 ほか)
第3章 注目されるレアメタル(レアメタルやレアアースとは何か?;レアメタルの需要と供給はどのようになっているのか? ほか)
第4章 わかりやすい元素大図解(水素:クリーンエネルギーの代表選手;ヘリウム:安全でもっとも軽い気体元素 ほか)
著者等紹介
京極一樹[キョウゴクカズキ]
東京大学理学部物理学科卒。サラリーマンを経た後、理工学関係の実用書籍の編集や執筆を長年にわたって行ってきた。最近は物理・化学系の著書が中心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文章で飯を食う
3
読んでいたことさえ忘れていた。困ったものだ。しかし、おもしろい。宇宙の創成、元素の成立過程、超新星爆発による鉄より重い元素の誕生など。しかも、産地の情勢などまで幅広く、奥深い。クラーク数なんて、高校の地学以来、何十年ぶりに聞いたことか。2013/04/14
文章で飯を食う
3
元素のカタログ。こんなのをおもしろがる私ってなんだろう。2011/12/01
naoto
1
読みやすく、面白かった。やっぱり元素と周期表の話はおもしろい。初心者にもわかりやすいと思うし、多分、もっと詳しい話を知りたくなるんじゃないかな。2017/11/11
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
1
元素の全般的知識と、各元素の雑学を交えた情報をざっと知るには便利な本。図表の字がちょっと細かくて見辛い。埋蔵量とか生産量の国別割合が載っているのは嬉しい。これを読んで1つ1つの元素がなんとなくイメージ出来るようになったので、より詳しい本にステップアップの予定。無機化学とか量子化学とか材料化学とか。2016/10/05
orize
0
なんで買ったのか分からないけどとりあえず面白かった。元素に惚れたんだな多分。中身は大変わかり易かったです。図解なども豊富です。元素関連の初学に是非。