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昭和天皇 三十二の佳話―天気予報と空襲警報下の四方拝

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  • サイズ B40判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408420080
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0221

内容説明

不器用ながらも誠実なお人柄で、深く愛した国民とともに、激動の「昭和」を築かれた裕仁天皇。伊藤博文を歓喜させたご幼少時の逸話、64年間の在位に大きな影響を与えた乃木大将の教えと皇太子時代のご訪欧、そして戦中戦後の感動の秘話など―皇族、歴代侍従長、侍従武官、侍医から各国要人まで、数多くのインタビューを行った著者が活写する。

目次

序章 「覚悟」と「愛情」と(まず、自分を…;いまに世が明けてしまう ほか)
第1章 「国民」とともに(彼方の岸へご答礼;天幕を取り除いてほしい ほか)
第2章 「天皇」として(松と雪;伊勢神宮が御怒りになったのではないか? ほか)
第3章 「素顔」の天皇(そこにいるの誰か;皇太子にはこれが手頃だよ ほか)

著者等紹介

加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年東京生まれ。慶應義塾大学・エール大学・コロンビア大学で学ぶ。『ブリタニカ国際大百科事典』初代編集長。外交評論家として国内外に豊富な人脈を築き、77年より数回にわたり首相特別顧問として対米折衝に貢献。伊能忠敬の玄孫でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
○昭和天皇の高邁なお人柄が推察されます。主権者から象徴におかわりになりましたが、このような方であったので大半の国民が変わらずに尊敬したのだと感じました。2024/01/21

やじ

16
明治天皇と乃木希典大将を尊敬され、その教えを守られた昭和天皇。不器用ながら誠実なお人柄で、国民を深く愛され、国民の幸せと世界の平和を生涯において願われた。戦争中も祭祀を欠かさず、国民のためにお祈りくださった。昭和20年11月伊勢神宮へ御親拝。「戦争後半の悪天候は平和の神に戦勝祈願をしたためだろう」その月中には靖國神社も御親拝。マッカーサーに「戦争の責任は私にある、責任を問うならまず私を処刑してほしい」と述べられた昭和天皇の事は、もっと広く知られるべきだと思います。2020/08/24

鐵太郎

8
あの激動の時代にあって、昭和天皇はこのように生きた。これは後世に語りつぐべきものだと思います。けっして全能でも無謬でもないけれど、高い理想を持ち、それをじっと心に秘めて生きた人。天皇とはこんなにも面白い、不思議な、愚かな、そして立派な人だったんだよ、とその逸話を楽しみたいと思いませんか。天皇制が日本人多数の意志によって廃されることが未来にあるとしても、この人は尊敬すべき人物として歴史に名をとどめられるべきだ、と思う。2010/12/13

Yukihiro Fujii

3
天皇のあり方を理解できる内容です。 この本に書かれた昭和天皇のお言葉を知ることは天皇としての役割、それをひたすら実践されたということを理解できることです。2015/02/15

なわ

3
昭和天皇、このお方の人間性は実に興味深い。かような方があの時代におられたからこそ、先の大戦の後も日本は存在することが出来たのかと改めて思う。やはり天とうか神というかそんな存在があり、適材適所、必要な所に必要な人を配するようにできているのかなと思う次第である。(なお私は、右でも左でもありませんので。)2014/08/03

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