内容説明
おしゃべりな子供だった、という著者は、小さいころから人を笑わせるのが大好き。東京へ出てきて、初めて見た生の落語に感動、そのトリコになってしまいます。本業のほかテレビ、ラジオの司会やレポーターとしても活躍する著者の抱腹絶倒の人生落語。中学生・高校生むき。
目次
1 「笑わせる」ことの快感を知った
2 なぜ私は落語家になったのか
3 落語家修行時代
4 落語のほんとうのおもしろさ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姫川 涼@パセリの子
4
中学校のときに読んだ一冊。筆者立川志の輔の生い立ちや落語家になってからのお話を交えながら、職業としての落語家ってなんだろうというものを、対象としている中学生にも楽しく読めるように書かれています。中でも、師匠・立川談志のエピソードは凄い。志の輔襲名の話も下積み時代の話も、そこらかしこに談志らしい人間味が出ていました。その中でも私はフグさしの話がお気に入りです。2012/08/28
飯田一史
0
家元が爪楊枝全部持ってけど弟子に命令したエピソードは、談四楼師匠が『赤めだか』の書評に書いたら家元がなぜかブチ切れて破門だ!と言われたという有名な話がありますが、この本には普通に書いてあるw 「状況判断のできないやつを馬鹿と言う」という家元基準からいってたいへん賢いのが志の輔師匠だよなあとしみじみ感じる本でした。2014/08/23