内容説明
日本史に残る偉人たちの妻の多くは「悪妻」とよばれながらも堂々と夫の手綱を引き締め、時には叱り、時には守り、現在の地位まで押し上げた。悪妻によって成功した偉人夫婦の真実から、現代を生きるヒントを学ぶ。
目次
第1章 志士・幕臣の悪妻(坂本龍馬の妻 おりょう―龍馬を偲びながら極貧のうちに没す;高杉晋作の妻 雅子―夫に愛想を尽かして看病を拒否 ほか)
第2章 明治元勲・軍人・政界の悪妻(伊藤博文の妻 梅子―妾に暗黙のプレッシャーを与えた艶福家宰相の妻;森有礼の妻 常―大臣夫人の座を棒に振った不貞妻 ほか)
第3章 文人・思想家・芸能・医家の悪妻(明治・大正編)(新島襄の妻 八重―鵺と呼ばれたクリスチャンレディー;夏目漱石の妻 鏡子―文豪を育てた誉れ高き悪妻 ほか)
第4章 文人・思想家・芸能・医家の悪妻(昭和編)(竹久夢二の妻 たまき―離婚しながらも同居と別居を繰り返す;北原武夫の妻 宇野千代―著名人と遍歴をもつ恋多き女 ほか)
著者等紹介
清水昇[シミズノボル]
1944年群馬県生まれ。歴史作家。小説のほか、各出版社の歴史雑誌に論考や歴史評論を多数発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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