本多静六自伝 体験八十五年―東大教授にして大富豪、近代日本が生んだ最高の哲人が自ら綴った努力と奮闘の一代記

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408395869
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0033

内容説明

人生即努力、努力即幸福―。明治・大正・昭和を見事に歩んだ痛快無比の人生から、いまを生きる私たちのなすべきことが見えてくる。

目次

1 少年時代
2 苦学時代
3 大学生活を語る
4 ドイツ留学
5 教授時代
6 私の家庭生活
7 人と事業
8 人生即努力、努力即幸福

著者等紹介

本多静六[ホンダセイロク]
1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、84(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東大農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。1892(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。1927(昭和2)年の定年退官を期に、全財産を匿名で寄付。その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残した。1952(昭和27)年1月、85歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なにょう

19
努力が幸福を作る。幸福についての考え方。① 心身の健康。甘いものは控えようと思う。②③自分のある望みが、自分の奮闘や努力で叶うこと。「棚から牡丹餅」はかえって不幸を招く。④素直な心⑤幸福は比較的、進歩的である。⑥社会の希望に反しないこと。以上。2022/09/25

ceskepivo

6
「人生即努力、努力即幸福」をモットーに、苦学して東大教授となり、近代日本の指導者となった著者。多士済済との交友関係が興味深い。特に後藤新平。ドイツ語も分からないのにドイツに留学し、「身体を張った語学勉強、全生活を傾けた語学学習法」でドイツ語をマスターした。後に著者は後藤の依頼を受けて、帝都復興計画に協力。バルセロナの都市計画を参考にしたそうだ。また、職業を道楽化せよ、そのために迷わず、疑わず、専心に努力せよという教えは納得。2015/08/16

たか丸

2
読むことで、またひたむきに努力する気力が湧いてきました。 ■読む前の状態 人生にもがき苦しんでいて、何をしたらいいか、どうすれば抜け出せるのかわからなくなっていた。 ■学び - 人生を打開する方法はやはり『努力』でしかない。 - 幸福の基盤には『心身の健康』と『世間並みの暮らし』がある。 ■行動計画 - 『心身の健康』を『努力』で獲得する - 『世間並みの暮らし』を『努力』で獲得する2022/03/13

Gin-chan

1
一度決めたら、やりとげる実務の人。ドイツ人でも4年かかるものを2年で博士課程を取得したこと。日本で教授になってからは、「先立つものは金」と森林伐採で金を作り、大学定年制を実現したこと。さらに4分の一貯金や一日一頁文章執筆など継続し、財と多くの著書を残した。事を成すには多少の「偽善」が必要であることを最後に書き添えたことで、実務の人であることを印象付けた。2023/02/05

Koichi Fukunaga

1
本多先生の若かりし頃のご苦労が目に浮かびます。この時代に日本の基礎を作った偉人達は、物凄いスピードでいろいろな体験をされていたんだと実感できます。だからこそ生まれる哲学があるのでしょうね。説得力があります。2019/04/14

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