内容説明
ローマ帝国、古代エジプト王国、秦に始まる中国の歴代王朝、ムガル帝国にインカやアステカ…世界史を学んだ人なら聞き覚えのある、滅亡した国々。滅びてしまえば、その後の歴史にも現代にも関わりがないかといえば、さにあらず!なくなってしまった国が遺したもの、もたらした影響を知れば、ニュースや世界史がもっと面白くなる!
目次
第1章 ローマとオリエントの帝国(ヨーロッパに「皇帝」と「王」が両方いるワケ―ローマ帝国のその後;ドイツ、フランス、イタリアのルーツはここにある!フランク王国の衰退 ほか)
第2章 中国・中央アジアの帝国(Chinaの語源となった中国初の統一王朝―秦帝国の成立と滅亡;400年も続いた大帝国―漢帝国と匈奴帝国の葛藤 ほか)
第3章 近代と前近代の葛藤(パックスブリタニカをもたらした大帝国―大英帝国の繁栄と衰退の分岐点;「近代」がもたらしたヒンドゥーとイスラムの対立―ムガル帝国の滅亡とインドの独立 ほか)
第4章 20世紀の帝国(ユーラシア大陸にまたがる巨大帝国―ロシア帝国の滅亡;アヘン戦争に負けて列強に分割された―満州族の国・清帝国の崩壊 ほか)
著者等紹介
関真興[セキシンコウ]
1944年三重県生まれ。東京大学文学部卒業後、駿台予備学校の世界史講師となる。2001年の退職後、歴史関係の本の執筆・監修を多く行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onasu
20
うん十年ぶりに世界史を復習て感じで、これ次のテストで出るので覚えておくように、何て言われたら厭な気分になるところでした。 「滅亡から読み解く」という切り口には興味を惹かれたのだが、数頁で世界史上の数多の帝国を拾っていくというのは、正にテスト前のあんちょこみたいなもので、正直なところ半分くらいで飽きてくる。 地域とか何かで数を搾って、エピソードとかを交えてくれるなら雑学本として楽しめたのだろうが、いかにも総花的で今ひとつ。2016/02/24
y.yasuyo
3
世界史をもう一度学びたくなった2017/05/28
サタイン
2
滅亡から読み解くって名前にしては妙に内容が薄くて8割ぐらい知ってる内容ばっかりだった。古代から近世までこの厚さで解説するのは無理がありすぎると感じた。2022/02/05
やす
2
普通は国家が成立からアプローチするところを滅亡からアプローチ。コンパクトにまとめるにはよい方法かも。 未だに各地にモンゴルの影響が残っているのは興味深かった。2016/05/01
まに
1
いいよ2018/07/14